黒部源流域を巡る 2日目 ~三俣山荘宿泊~

2日目は三俣山荘に泊まります。

受付を済ませ、寝床の番号を教わりました。

1泊2食で12000円。

玄関入ってすぐの階段を登り2階へ。

 

寝床はこんな感じ。

ひとり布団一式使えます。

横とは半透明なビニールシートで仕切られてるのは嬉しいですが、

お向かいとは何の仕切りもありません。

しかもちょうど屋根の部分なのか奥が傾斜してて、

起きる時に2度3度と頭を打ってしまいました。

さあ、探検に行きますか。

 

玄関入ってすぐ受付。

 

受付の裏に談話スペース。

 

玄関から入ってまっすぐ行くと靴置き場。

 

さらに進んで右手、更衣室と左に洗面所、右にトイレ。

寝床があんな感じなので、

この日の到着後と翌朝に更衣室を使わせていただきました。

鍵付きで2人くらい入っても余裕です。

 

その向かいには乾燥室。

・・・とは名ばかりでこの日はストーブは点けてもらえませんでした。

なので、晩ご飯後に談話室のストーブで乾かすことに。

 

ちなみに、洗面所で出てくる水は飲料水としては使えません。

しかも、水はそのまま流さずバケツで受けて再利用するとの事。

歯磨き粉も使えません。

水事情が厳しい三俣山荘なのですが、

なぜかすぐ近くのテント場の水は飲めますと受付の人に教わりました。

なので、持って上がってきたペットボトルの水には手を付けず、

500mlの空きペットを3つ持って、テン場まで行ってみました。

 

玄関から外に出ると、夕日に照らされた槍と北鎌尾根が。

なんか怖いくらいの姿です。

悪魔の館のよう。

 

大天井もくっきりと。

ま、そんなことはおいといて、

水場までは歩いて1分ほど。

つっかけ履いても何とか行けます。

小屋に来た時にチェックはしてたのですが、

水は普通にじゃあじゃあ出てます。

3つのペットボトルをすべて満タンにして戻りました。

あれだけ暑かったのに、もう外は半袖では少し肌寒い。

やっぱり山ですな。

 

 

到着が遅かったので、夕食は2回目の17時45分から。

階段を登って、2階の食堂でいただきました。

メインはジビエシチュー。

鹿肉が入ってて美味しかったけど、

冷め気味だったのが少し残念。

もちろん、写真には写ってませんがビールも飲みました。

ロング缶1000円だったか1100円だったか。

 

ここでなんとサプライズ。

黒部五郎の肩で話した外人夫婦と同じテーブルになりました。

奥さんの方からハローって声をかけられて、

あ!あの時のってことで、

そっから必死の英会話で色々話しました。

話過ぎて、ビールを飲むのも忘れるくらい。

なんとオランダから来たのだそうで、

我々とは違い、黒部五郎を下った後、三俣蓮華岳も登ったそうです。

「オオ、ストロング」と言うと相当疲れたと言ってました。

で、明日は鷲羽方面に行くか槍方面に行くか決めかねてると言うので、

これまた手振り身振り付きで「槍、デンジャー」と教えておきました。

奥さんがビールを飲み干したので、ネクストビア?と聞いたら、

「ノー、ジャパニーズサケ」やって。

それでロングスリープできるでしょうねとのこと。やりますねえ。

 

 

夕食後、しばらくして食堂は軽食&バーみたいな感じになります。

みんな思い思いに、コーヒー飲んだり、アルコール飲んだり、

ケーキ食べたり・・・。

山小屋ナイトを楽しんでます。

写真左奥には先ほどのオランダ人夫婦がいます。

だんなはケーキを、奥さんは信州諏訪のお酒真澄をとっくりで飲んでました。

 

そして自分は大雪渓のカップ酒を、

持って上がってきた柿の種パート2をアテに飲む。

確か700円やったかな。

疲れと酔いで20時過ぎにはコテンと寝てしまいました。

 

 

翌朝は4時すぎに目が覚める。

咳を連発してるのにマスクをしない人、

早立ちで用意するのはいいけど、ザックの鈴を鳴らし続ける人、

電気カミソリで髭を剃る人・・・

まだ寝てる人もいるのにな。

客が多いと非常識な人も多くなるって事やね。

 

朝御飯は5時半から。

大きなソーセージは猪肉だとか。

美味しかったな。

今朝も白ご飯お代わりで、さて今日も頑張りますか!

つづく・・・。

 

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