今回宿泊したのは冷池山荘です。
コロナ禍の現在は完全予約制で、
キャパもマックス250人のところを90人で営業されてました。
祝日の今日はもちろん限りなく90人に近い人が宿泊予定の模様。
中に入って左が受付です。
HPで受付用紙をDLし、
必要事項を記入して持ってきてくださいと書かれたので、
それを受付のお姉さんに渡すと、
色々案内をしてくれました。
ちなみに晩ご飯は1回目の17時は一杯で、
2回目の18時からになるようです。
入って正面はこんな感じ。
左奥に2階へ上がる階段がありますね。
階段はあと2か所くらいあったかな。
結構大きな山小屋でした。
受付を済ませて、まずすべき事。
それは自分の靴箱の位置を探す事です。
指定された番号のところに靴を置きます。
そこには外履きと室内履きの2種類のつっかけが置かれてました。
このご時世なので、自分専用のつっかけを使えるのは嬉しいですね。
しかも室内履きもあるなんてねえ。
案内された部屋は2階の3号室。
布団が8組置かれてたから、本来なら8人泊まるのでしょう。
ただ、今回は扉前の2組は使用されず、
6人での使用となりました。
組ごとに薄いカーテンで仕切られてるのもこのご時世だから。
でも、これはコロナが終わっても、
プライベートな空間を作れる意味で置いてもらいたいですね。
ちなみに我々は写真右のカーテンのさらに右側のスペースを割り当てられました。
こっち側には棚もあって、そこにザックや荷物を置くことができました。
プライベート空間で着替えを済ませて、一段落して小屋内を散策。
ここは1階の乾燥室。カッパ以外は干すべからずになってます。
今日は雨も降ってないので、何も干されてませんでした。
ちなみにストーブの前でタオル等を乾かす行為もダメということになってます。
乾かしてる人もいましたけどね。
更衣室もその近くにありました。
そして、1階の一番奥に洗面所とトイレ。
トイレは男性用の個室だけでも和洋合わせて7つ8つはあったかな。
さすがにキャパのデカい小屋だけあります。
しかも水洗ってのが素晴らしいなあ。
談話室に行ったら一杯だったので、
サンテラスに行ってみました。
この写真は暗くなってから撮影したのでこんな感じですが、
日中は日差しが降り注ぐ、暖かい場所でした。
さて、とりあえずビールでも飲むか!
売店で600円のビールを買い、サンテラスで乾杯。
この小屋のビールはちゃんと冷蔵庫で冷やしてあるので、
美味しく飲むことができました。
場所によっては冷やしてないところもあるからね。
ちなみに今は晩ご飯でビール等を飲むことが禁止されてます。
だからこそ、先に飲もうかと。
部屋に戻って昼寝して、
その後、1回目の晩ご飯でずいぶん空いた談話室のストーブで暖を取る。
そうこうしてると、2回目晩ご飯のアナウンスがかかりました。
ご飯、みそ汁、お茶はお代わり自由だったので、
それぞれ1回ずつお代わりさせていただきました。
一部を除いて、黙食を守りながら静かにいただきます。
談話室にて2回戦。
持って上がってきたウィスキーと柿種で。
夏の鳳凰山から始めたこの晩酌が定着しそうです。
壁に貼られた注意事項の数々。
最初、靴箱の番号札をもらったら、それに輪ゴムが付いていて、
その使い道について書かれてます。
そうそう、ここ冷池山荘は水事情があまりよくありません。
だけど、沢からポンプアップしてる水をご厚意で分けてくれるのです。
受付時に1人1リットルの給水チケットをもらい、
それと交換で、玄関向かって左にある給水所で、
スタッフに入れてもらう仕組みでした。
我々は翌朝出発前に、2人で1.5リットルだけ入れてもらいました。
空いてるペットボトルが3つしかなかったからね。
そうすると、スタッフが残り500ミリリットルのチケットをくれて、
「種池山荘でも使えますので」とのこと。
これは何とも嬉しい限り。
実際、翌日のお昼に種池山荘で残り500ミリをいただき、
カップラーメン用に使わせていただきました。
ありがたやありがたや。
今回は我々もインナーシュラフを購入して、持って上がってきました。
寒かったのでちょうど良かったんちゃうかなあ。
てことで、20時15分過ぎに明かりが落ちて、
眠りにつきました。
そして、翌朝は明け方4時前には目が覚める。
我々も早く出発したいので、とっとと準備にかかってました。
すると4時半頃、となりの若いカップル方面から、
スマホのアラーム音がけたたましく鳴り響く。
このカップルは部屋に入ってきた時から、
自分の家のように大声でしゃべるバカ2人。
もう二度と山小屋には泊まらないように祈るばかりやわ。
朝ごはんは5時から。
ここでも2回制だったようで、次の組は5時45分からのようでした。
今回もご飯、みそ汁、お茶をお代わりさせていただいて、
エネルギーをため込みました。
それにしても、小屋の若い衆がキビキビ動いてくれて、好感持てたなあ。
5時半過ぎ、小屋を出て階段を登ったところの広場でご来光を拝む。
朝陽に染まる鹿島槍ヶ岳。
振り返れば、まん丸なお月さんの下、
小屋も草木も朝陽色に染め上げられてました。
カッパや水などをサブザックに入れて、
他の荷物は荷物置き場に置かせてもらい、
5時50分頃、軽い荷物だけ背負って、鹿島槍へと向かいました。
続く・・・。