あまりにも暑くて、夏バテ気味。
少し避暑にでも行くかと山の日の今日、伊吹山へと向かいました。
実に20年ぶりの伊吹山。
その時は山頂のあまりの涼しさに、帰りたくなくなったことを覚えています。
5時20分に出発し、高速を関ケ原ICで降りると、
伊吹山ドライブウェイで一気に1000m以上登って・・・
8時前に駐車場に到着。
早朝から割と車停まってるねえ。
でも、祝日という事を考えれば、まだましな方か。
ただ、キャパは相当なので楽勝で停めれましたけど。
今回は西登山道から山頂へ向かい、東登山道で下りました。
山頂までの標高差は100mくらい。
楽勝ですな。
8時過ぎに登り始めました。
空気は期待してたほど涼しくはないけど、とにかく風がキツいのなんの。
何度も体をあおられました。
高山植物をシカの食害から守るためのゲート。
最近、あちこちの山で見かけますね。
ルリトラノオかな?
クガイソウとの区別が難しいけど、葉を見たらルリトラノオかと。
伊吹山の固有種です。
強風に揺れて、ボケてますけど。
もう少し季節がすすむと、この辺りはサラシナショウマで真っ白になるらしいです。
そして、期待のシモツケソウ群落は・・・もう終わりかけてました。
残念・・・。
風に揺れるので、ちょいと失礼して。
シモツケソウはマイフェイバリット3のうちの一つ。
20年前は見事なピンクの草原を見せてくれた気がしましたが。
やっぱり食害で減ったんですかねえ。
琵琶湖の北部が一望できます。
あっという間に、山頂の建物が見えてきました。
いわゆるカルスト地形ができてます。
30分ほどで山頂に到着。
風がキツいキツい。
南を見れば、雲の向こうに鈴鹿山脈が並びます。
強風の中、何とかお湯を沸かしてコーヒーを飲む。
ハチだかアブだかが寄ってきました。
蜜はないよ~。
正直、疑心暗鬼でした。
ほんとに見えるんかなあと。
でもね、しっかり見えます!
北アルプスが見えるんやねえ。すごいなあ。
山頂は開放感があって、ベンチも多し。
山頂のシモツケソウ群落もやはり終わりかけ。
さあ、東登山道で下りますか。
ちなみに東登山道は下りの一方通行です。
白山もとうとう顔を出してくれました。
山頂まではサンダル履きの観光客もいたのですが、
こっちはほとんど人もいないし、
岩ゴツゴツの狭い道もあって、山道って感じ。
花も全然見かけなかったし、面白みのない道ですが、
途中まではずっと北アルプス方面を見ながら歩けます。
マルバタケブキが咲いてたくらいかな。
30分弱で駐車場に下りてきました。
ちょうど時刻は10時前。
今日は山の日ということで、10時からプレゼントを配ると聞いてました。
そのまま、並びに行きました。
先着300名限定のトートバックと花のガイド冊子をいただきました。
良いタイミングやったね。
てことで、あっというまに避暑終了。
この後も続々と車が上がってきてましたが、
風も弱まり、日差しもキツくなるのできっと暑くなるでしょう。
20年前とのギャップはやはり温暖化のせいですかね。
ドライブウェイを下った後は、
今回もうひとつの楽しみだったお蕎麦屋さんへ。
伊吹は蕎麦発祥の地とされています。
『蕎麦の里 伊吹』に行ってみました。
ちょうど開店3分前に到着。
良いタイミングだと思ったんやけど、もうすでに順番待ち10数組。
さすが祝日やね。
てことで、30分以上待ってようやく案内してもらいました。
まずは、蕎麦のかりんとうが出てきて・・・
今日は何となくごまだれそばにしてみました。
いや、くるみだれも美味いけど、ごまだれで食べるそばも美味しいですね。
蕎麦自体も美味しくて、風味をしっかり感じました。
もう少し盛りがあれば嬉しいけど。
道の駅から見た伊吹山。
西斜面から良質な石灰岩を採掘してるので、
少しハゲハゲで可哀そうですが。
それにしても、標高はそんなに高くないけど、
植物が実に豊富で良い山ですね。
さて、この後ついでにもうひとつ、
ずっと行きたかった場所が近くにあったので行ってみました。
醒ヶ井駅近くの無料臨時駐車場に車を停めて歩くと・・・
そう、醒ヶ井の梅花藻です。
醒井木彫美術館前のところが一番群生してたかな。
きれいな水流に揺れる梅花藻。
相当暑かったけど、気分は涼やかでした。
てことで、これにて終了。
下道を3時間走って、家に帰ったのでした。