6:23
山小屋を出発し、まずは黒沢池ヒュッテを目指します。
朝から気温はそんなに低くなく、半袖Tで全然いける感じでした。
高谷池よ、さらば。
昨日は左、今日は右へ。
少し登って、そこからは平坦基調に。
ここでも花が色々見れました。
ハクサンチドリにキヌガサソウ。
ツマトリソウは清楚で可憐。好きな花です。
6:53
茶臼山と言っても、そんなにピークな感じはないです。
黒沢池が見えてきました。
黄色いニガナにクルマユリ。
昨日見れなかった花が出てきました。
黒沢池ヒュッテまでもう少し。
7:25
高谷池ヒュッテから1時間で黒沢池ヒュッテに着きました。
ここでも必要な物だけ携帯リュックに移し、大荷物はデポしていこうかと、
小屋の人に置き場を尋ねようとしたところで見つけた張り紙。
なるほど、その辺に置いとけばいいんですな。
てことで、雨が降ったらいけないとザックカバーをして、
さらにビニール袋をかぶせ、ベンチ脇の大きな石の横に置きました。
7:40
身軽になって、さあ妙高山へ。
まずはカルデラのトップである大倉乗越を目指すのですが、
これがまた急だし、雨でぬかるんでるしでなかなか厳しい。
ていうか、帰りにここを下るの大変かも。
8:00
それでも20分くらいで大倉乗越まで上がってきました。
ここから今度は相当急な傾斜の岩坂を下ります。
そして、緩やかに下るトラバース道に出るのですが、
ここはここで、笹や木の根がかなりうっとうしい道。
日差しも出てきてかなり暑く、バテてきてね。
もうこの時点でここを戻るのかと思うと、かなりウンザリしてました。
戻らずにスカイケーブルの方に下りたいと何度思ったか。
ま、荷物を置いてきた以上、戻るしかないんですけどね。
少し涼しい雪渓を渡って・・・
8:42
長助池分岐に到着。
あとは中央火口丘を登るだけなんですが、
どこにも登山道を示すマークが見当たりません。
ただ、看板の矢印は右手の雪渓の方を向いてるし、
スマホの地図を見ても、登山道は雪渓方面みたいです。
だから、雪渓を登り始めたんですけど・・・
めっちゃ急やし。
高谷池ヒュッテの小屋番さんはアイゼンなしでも行けますって言うてたけど、
なかなかの急坂で滑落しないかヒヤヒヤでした。
何やったら、もう山頂踏まずに帰ろうかとさえ思いました。
そして、3度ほど雪を踏み抜いてズボッとはまったり。
ヒザまではまってしまいました。
そしてそのまま、急な雪渓登りは急な岩場登りとなりました。
まだ山頂にも到達していないのに、疲労困憊。
特に精神面でかなり疲れてました。
だからもう後先を考えず、とにかく一歩一歩進む。
それだけ考えて、黙々と登ってたなあ。
ずいぶんと上が明るくなってきました。
木が少なくなってきて、山頂が近づいてる証拠。
山頂付近に訳あり?祠。
9:53
長助池分岐から1時間10分登り続けて、とうとう山頂に。
でも、標高が高いのは南峰のほうなので、さらに進みます。
あの向こうですな。
10:01
2454m妙高山山頂に到着です。
いやあ、よくやったわ。
こちらは看板も何もなく、代わりに何か祀られてました。
北峰へと戻ります。
溶岩ドームのてっぺんは奇岩だらけ。
北峰で荷物を置いて少し休憩。
ただ、モヤで景色は一切見えなかったので、
程なく下山にかかりました。
ここでもサンカヨウ発見。
雪渓を慎重に下ります。
長助池分岐からトラバース道へ。
ここ、山側の雑草が押し寄せていて、かなり細い道。
それだけならいいんですけど、谷側は相当下まで切れ落ちてます。
落ちたらただでは済まないような場所なのに、
ロープも何もないのは、どうなんでしょう。
12:01
急な岩場を登って、大倉乗越まで戻ってきました。
ここからは急な泥んこ道を下って・・・
12:27
とうとう黒沢池ヒュッテまで戻ってきました。
いやあ、行きはどうなるかと思ったけど、
戻って来れるもんですね。
ここで昼ご飯休憩。
山頂から戻る時、何をモチベーションにしたかというと、
いくら値段が高くても、この小屋でコーラを買って飲むぞって事。
500円でした。冷えてませんでした。
でも、めっちゃ美味かった。
そして、昼ご飯は昨日コンビニに寄った時に目についたあんドーナツ。
2日目の昼ご飯をどうしようかと思案してたので、これでも買っておくかと。
1つ89キロカロリー。
パワーが減ってた体が欲してたのか、一気に5個も食べてしまいました。
13:09
元気復活!トイレを済ませて、笹ヶ峰へ下り始めました。
黒沢池周辺は木道が続きます。
今日は酷い道ばかりだったので、気持ちよく歩いたなあ。
チングルマはもう終わってました。
ワタスゲは元気に風に揺られてます。
それと、食虫植物モウセンゴケ。
ハクサンフウロも一輪だけ。
14:02
富士見平まで戻ってきました。
ここからは昨日登ってきた道を下るのみ。
15:04
黒沢橋まで帰ってきました。
写真では分かりにくいんですけど、
川下の方から大量のタンポポの種がふわふわ飛んできてました。
ここまで来れば、後は緩やかな木道を下るだけ。
ただ、両足の小指がかなり痛んできてました。
それでも、後ろから大声でバカ話をする女集団を引き離したいと、
頑張って下りました。
ほんと、どうでもいい話を聞かされるのは苦痛でしかありません。
もう少し小さい声でしゃべればいいのに。
15:44
思ったよりも早く登山口に戻ってきました。
いやあ、無事に帰ってきたー!
なかなか疲れましたが、印象深い登山となりました。
安曇野のコテージに入り、さあ今日は飲みまっせ!