朝3時起床。3時半に安曇野を出発しました。
この旅2回目の山登りは最終的に昨晩決めました。
天気予報も案外好転してたのでね。
あとはどこを登るかだけ。
高妻山と恵那山とどちらにするかで迷いましたが、
危険個所が少ない方が良いと嫁が言うので、
じゃあ恵那山にするかと。
飯田山本ICで下りて、下道を進む。
最後はかなりの狭い道で路面状況も悪く、少しヒヤヒヤでしたが・・・
6時前には無事に広河原の登山者用駐車場に到着しました。
この時点では駐車場に車は2台だけ。
さすがに登山者は少ないようで。
ここまで車で登って来れましたが、
こんな門があって、これ以上は登れないようになってます。
この門の右側に簡易トイレ的なものもありました。
さて、今回は広河原ルートをピストンする予定。
途中で昼ご飯休憩するとして、
行って帰って8時間をみてました。
6:11
準備をして出発しました。
最初は軽い登りの舗装道路を進みます。
6:35
20分ちょいで広河原登山口が出てきました。
ここからは山道に分け入っていきます。
河原に下りて、橋を渡ります。
この橋、数日前まで壊れて渡れなかったらしいのですが、
昨日一昨日で架けなおされてたとの情報が。
山に行く前は情報が大事ですな。
しばらく川に沿って進むと、急に右に折れます。
そこから急登の始まり始まり~。
6:52
こんな看板があるなんて知らなかったのですが、
1/10と表示されてます。
もちろんこの後、9つの同じような看板が出てきました。
これが目安になって精神的に楽でしたね。
つづら折りに直登、とにかく急登が続きます。
木陰で少しひんやりもするような気温なのですが、
一気に汗が噴き出してきました。
7:06
2/10の看板。
急登に次ぐ急登。
7:21
3/10の看板。
ササがうっとうしくなってきました。
7:36
4/10の看板。
ここは少し広くなってて、 初めて給水休憩を取りました。
この後もしばらく平坦。
でも、また登りが出てきます。
7:47
5/10の看板。
ちょうど半分まで来ました。
ここまで1時間半ほど。
てことは、山頂まであと1時間半と見てたらいいんかな?
5を越えると木陰でない日なたの部分が出てきます。
急登、直射日光、笹地獄・・・3つの敵が現れました。
8:01
6/10の看板。
6を超えて何分か歩くと、前方が開けてきました。
山頂はアレですか?
花も出てきましたよ。
8:15
7/10の看板でようやく人に会いました。
ここで休憩してたおっちゃんはこの後も出てきます。
8:30
8/10の看板。
6か7の看板あたりから、
登りながらずっと左右をキョロキョロしてました。
アレがあるはずなんやけど・・・。
あ、見つけた!ギンリョウソウ!
別名ユウレイタケ。
この真っ白な植物、実は葉緑素を持ちません。
なので光合成で自ら栄養を作り出さずに、
周りの樹木が光合成で得た栄養を、
その樹木と共生関係にある菌類に寄生して栄養を取り込んでるんだそうです。
これで2度目やなあ、見たのは。
この辺りは他にも結構ありましたね。
なんとも不思議な植物ですわ。
さて山道はこの後、しばらく平坦になります。
なんと楽なんや・・・。
8:44
ギンリョウソウで一通り盛り上がってたら、
とうとう9/10の看板が。
あと少しや。
最後の急登を登り詰めたら、いよいよ・・・
と思ったら、この後一旦下って登り返して。
着いたー!
8:57
恵那山山頂に到着です。
ちなみに元々は胞衣山だったらしく、
天照大神の胞衣がここに埋められたからこの名前になったのだとか。
ちなみに胞衣とは胎児を包んでいた膜や胎盤の事です。
ま、そんなことはさておき、
知ってはいましたが、ここ恵那山の山頂からは展望が何も開けません。
櫓的なものに登って見渡しても、上のパノラマ写真の通り木があるだけ。
木がこんなに高くなるのを想像していなかったんですかね。
てことで、山頂にいても仕方ないので、
さらに先の避難小屋目指して、10分ほど歩きました。
9:12
平坦から少し下って、トイレを通り過ぎると
恵那山頂避難小屋に到着です。
幸いにも誰もいないので、
汗の染みたザックやタオルをベンチで乾かすべく展開し・・・
我々は小屋前の石垣に座ってお昼ごはん。
食べてると、7であったおっちゃんも来て、
しばらく色々話しました。
この人はさらに先に進んで、ぐるっと回って広河原に下るのだとか。
ちなみに避難小屋の中はとてもきれいでした。
さて、避難小屋の壁にこんな看板が。
なるほど、あそこね。
後から来たトレラン4人組が先に登ってやがる。
登ってみたら、トレラン兄貴が色々説明してくれました。
ほんとなら中央アルプスがこっちに見えて、
あっちには南アルプスや富士山も見えると。
しかし、今日はみんな雲の中。
つまらないので、すぐに下りました。
で、しばらくすると、何やら山の上に相応しくない轟音が聞こえてきました。
飛行機の飛ぶ音のようだけど、それにしては大きい。
しかも、旅客機ならずっと上を飛ぶやろうし・・・
と思ったら、なんと自衛隊の戦闘機がこの山を周回してるじゃないですか!
しかも、めっちゃ近くて、
さっきの岩の上にいたトレラン4人組が、
パイロットと目が合った!とか大騒ぎ。
確かに戦闘機があんな間近で飛ぶのは初めて見たわ。
戦闘機祭りが終わって、トレラン4人組が岩から降りた後、
一人で登ってみました。
戦闘機はかなり遠くに去っていて、
写真に白く浮かんでる雲の手前で気持ちよく旋回してました。
実は写真にも小さく写っているのですが・・・見えませんね。
てことで、なんやかんやで1時間も休憩してしまいました。
7で会ったおっちゃんみたいに、
周回コースで下ることも考えなくはなかったのですが、
時間的なこともあって、予定通り来た道を戻りました。
10:14
山頂を通過。
この広場の手前に神社というか祠というか小さい建物があって、
足元見て歩いてたら、その屋根の角に頭をしこたまぶつけてしまいました。
後からたんこぶになるのですが、
その屋根の角、結構折れて丸まってるとこ見ると、
以前から頭をぶつける人が多いのでは?
気を付けましょう。
11:05
5/10の看板通過。
今日は嫁が元気なので、軽快に下りて行って、
山頂から5の看板まで1時間足らず。
登りから考えたら、あっという間でした。
12:04
広河原登山口に到着。
さすがに2の看板くらいからの急坂で時間食ったけど、
それでも避難小屋から2時間弱で下りてきました。
ただ、朝と違って気温が上がって蒸し暑かったなあ。
12:26
最後に退屈な舗装道路を下って、無事に帰ってきました。
14時下山を予定してたのに、1時間も休憩したのに、
まだ12時半前とはねえ。
でも、疲労感はしっかりありました。
恵那山の広河原コース、噂通り展望の全くない道でした。
ギンリョウソウと戦闘機の印象しか残らないかもね。
さあ、今日は早い時間から飲みますか!