結婚記念日を間近に控えたこの日。
ここ数年はしてなかったけど、自腹嫁接待ツアーをしようかと。
先日、何か食べたいものがあるか聞いたら「クエが食べてみたい」とのこと。
調べて宿付きの料理屋さんをおさえて、十数年ぶりに和歌山方面へ。
で、昼ごはんはどうしようかという事になって、
もう何年も前からブラウザのお気に入りにサイトを登録してた、
加太の『満幸商店』に行ってみました。
家を朝7時に出て、ずーっと下道で3時間弱。
近いようで遠いよなあ。
とりあえずナビで設定してたら、淡島神社の鳥居前で案内終了。
ネットで調べたところ、確か店の無料駐車場があると書いてたはず。
えーっと、鳥居の前を左に曲がって・・・うーん分からん。
と、そこにガードマンのおっちゃんがいて、聞いてみると「そこですよ」と。
あ、ほんまや。書いてるわ。
車を出て、今度は店の場所をおっちゃんに聞くと、「鳥居くぐってすぐですよ」。
はい、到着。
3軒並ぶ土産物屋さんに真ん中ですな。
店に入ってみると、先客は3組だけ。
平日の10時過ぎ。
さすがに客は少なかったのですが、
これが土日のお昼時になると、そりゃまあ大変な行列ができるらしいです。
とりあえず席につきました。
店の中は案外寒いです。
湯たんぽ的なものをくるんだ毛布があって、それを膝の上に置いたり。
ここに来るまで何をどう注文しようかと悩んでましたが、
初志貫徹でノーマルサイズのしらす丼と、
この店イチオシのわさびスープをうどん付きで頼んでみました。
注文した後、トイレへ。
この店は境内の中にあるので、店用のトイレが造れない取り決めらしく、
一度外に出て、神社のトイレを使ってとのこと。
ま、営業するにあたって色々シバリがあるようです。
このあたりの話は後述するとして・・・
帰ってきたら、もう料理が来てました!速い!
しらす丼ノーマルサイズ。
この上にノーマルの3倍のダブル、さらにダブルの3倍のトリプルとあって、
さすがにその2つは2人で食べても多いやろ・・・とノーマルを頼んだんですが、
思いの外一人でも楽勝な量でした。
写真うつりって怖いねえ。
それと、しらす以上に白ご飯の量が多いです。
ま、それはそれでいいとして・・・。
これが頼むのを躊躇してたわさびスープ。
カセットコンロと共に出てきた結構大きな鍋になみなみと入ってます。
メニューによると要は鯛のダシ汁。
口コミでも美味しいと書かれてたし、
店のメニューにも「満幸商店の名物はわさびスープです」と書かれてます。
まあ何よりだダシ好きやしね、オレは。
とりあえずひと口。
ああ。良いダシ出てるわ~。
これは美味いし、体あったまるわ!
きざみわさびを入れたら入れたで美味しいんやけど、
入れなくても十分美味い!
うどんを入れてももちろん美味。
店のおばちゃんが言ってくれてたように、
しらす丼の白ご飯を残して、最後は鍋に投入。
雑炊にして、これまた良し。
ごちそうさまでした。
で、食べてる間に店のおばちゃんがしゃべるしゃべる!
まあおもろいからええんですけどね。
見た目のインパクトからしらす丼目当てで来る人が多いらしいですけど、
ほんとのこの店の一番の売りはおばちゃんの父親が一本釣りしてくる鯛なのだとか。
しらすなんてウチで取ってもないのになあ・・・やって。
「ここは神社からの制約が多いからもうすぐ移転すんねん」とか、
「宴会するんやったら和歌山駅まで送迎するで!料理もストップ言うまで出すからな」とか、
「今度BSなんちゃらでこの店紹介されるから見てなあ」とか。
ま、宣伝も多かったですけど。
土日やと厨房で料理しっぱなしやから、こんなにしゃべれるのは平日くらいだそうです。
で、そのBSなんちゃらの取材で関東からスタッフが来たときに、
やはり店の名前が話題に上がったそうで。
ま、そうやろね(謎)。
でも名前の由来はこの店を立ち上げたおばちゃんのお父さんとその兄の
名前の最初の文字を2つくっつけただけのようでした。
なるほどね。
最後、きざみわさびまで食べてしまって(これも美味いんよ)、
きれいに平らげたら、
おばちゃんが「きれいに食べてくれたなあ」と、
そのお礼にコーヒーをサービスしていただきました。
ええとこあるやん!
いやあ美味しかった!
今度はこの店をメインに来て、鯛料理を堪能したいもんですな。
この後、さらに下道で白浜へと向かう。
その途中で白崎海洋公園に立ち寄りました。
ま、日本のエーゲ海ってのは言い過ぎですけど。
風が強くて、長居はせずに白浜へと向かいました。