火打山・妙高山登山 初日 ~笹ヶ峰から高谷池ヒュッテへ~

4時間ほど仮眠して、午前1時に大阪を出発。

何やら中央道が工事通行止めということで、

北陸道経由で妙高高原へ。

 

雨の心配も何のその、青空も広がってるし、

高速から妙高火打が良く見えました。

 

妙高高原ICから下道で、予定より早い7時過ぎに笹ヶ峰の駐車場に到着。

駐車場は登山口直近の狭い方と、

道を挟んでほぼ向かいにトイレのある広大な駐車場と2か所あり、

我々は狭い方に車を停めましたが、

結局トイレに行ったりしたので、広い方でも良かったかと。

 

登山客もチラホラ。ほとんどいません。

天気予報が悪いので少ないのかな?

 

 

7:41
準備も整い、さあ行きますか!

 

最初は緩やかな木道が続きました。

湿気はあるけど、空気はひんやり。

 

7:58

ハイキング道との分岐。

以前、ここまでは来たことがありました。

ここからは未知の世界です。

 

ここからも歩きやすい木道が続きます。

ちなみに火打山までのキロ数表示がしっかりされてますね。

まだまだ序盤です。

 

ここまで花は何もなかったんですけど、

久しぶりにギンリョウソウを見つけました。

別名ユウレイタケ

地中の菌に寄生し、周辺の樹木が光合成で得た有機物を、

その樹木と共生している菌経由でもらい生きてる植物。

光合成しないので葉緑素を持ってないからこんな半透明の姿なんですかね。

なんにせよ、奇妙だけど少し愛嬌のある好きな植物です。

このあたり、結構生えてたなあ。

 

8:37

ギンリョウソウで興奮してたら、黒沢橋に到着。

さあ、こっからが登りキツくなります。

 

激烈な雪解け水の流れに癒されます。

 

しばらく進むと、十二曲りが出てきました。

ここから九十九折りに急登を登って行きます。

カーブにはそれぞれ番号が振られてて、それが12あるみたい。

 

15分くらいで登り切ったかな。十二曲り終了!

 

でも、急登はこれで終わったわけじゃなく、

さらに岩々の急登が続きます。

 

そういや、十二曲りを終えて少し進んだ場所で、

左前方の斜面、なにやら木が倒れたようなドサッて音がして、

その後、ガサガサと音が遠のいていきました。

うん?もしかして・・・ベア?

出るって言うてたし。

 

さて、このあたりからいろんな花が出てきました。

ゴザンタチバナにヨウラクツツジ

 

そうそう、ここで携帯トイレを使うブースが用意されてました。

自然を守るためには大事なことです。

ちなみに携帯トイレは登山口の自販機で絶賛販売中でした。

 

その後も次々と花が登場。マイズルソウ。

 

オオバミゾホウズキに、可憐なツマトリソウ

 

コイワカガミミツバオウレン

 

10:21

富士見平まで登ってきました。

 

少し休憩したかったんですけど、イマイチスペースが狭いのと、

雨がポツリポツリと来たので、小休憩で先を急ぐことに。

 

ここからは割と平坦でした。

 

左に火打山や焼山が良く見えてきました。

そして、手前には高谷池ヒュッテも。あと少しやね。

 

ツボスミレに、女王然とした雰囲気のキヌガサソウ

 

そして、とうとう会えました。

今回一番見たかった花、サンカヨウです。

なぜ見たかったかというと・・・

 

こっちは日当たりの悪い方の子でしたが、

雨に濡れたりすると、花びらが透けるのです。

下に垂れ下がってる花はまだ水分を保持してるのか、かなり透けてました。

これでもう、今回の登山はある意味成功です。

 

開放感のある木道を気持ちよく進みます。

 

途中、アルプス展望台に立ち寄りましたが、

雲で何も見えず・・・。

本来なら後立山連峰が広がるらしいのですが。

 

11:25

登山口から3時間弱で高谷池ヒュッテに到着しました。

続く・・・。

 

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