柏崎潮風マラソン2018 当日

朝5時起床。

スタートが8時なので3時間前には朝ごはんを済ませておきたいし、

無理やり早起き。

昨日、晩ご飯の帰りにコンビニで買ったおにぎり3つに豚汁を食べる。

 

準備を終えて6時半にはチェックアウト。

ホテルが良心的で車は置いといていいとのこと。

ま、会場の駐車場も結構なキャパはありましたが。

 

 

 

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ホテルから出ると目の前にそびえるのが、

お菓子なんかで有名なブルボンの本社ビル。

ブルボンって柏崎が本社なんやねえ。

今回の大会でも大きなスポンサーになってるみたいです。

 

 

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そのビルの前あたりから会場までシャトルバスが出てました。

ただ、歩いても20分くらいらしいので、

ウォーミングアップがてら歩こうかと。

 

 

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商店街を海方面へ歩きました。

 

 

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予定通り、7時前には会場に到着。

 

 

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海岸からは柏崎刈羽原発が望めます。

 

 

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しばらく会場内を散策した後、

準備をし荷物を預けに行きました。

荷物預けは下一桁の数字別にテントの中に自分で置く形でした。

ストレッチをしてトイレも済ませておきます。

トイレはそんなに多くはないけど、

直前でもなかったからそんなに待たなかったな。

 

空は曇天で気温は少し肌寒いくらい。

思いの外走れる気温で少し色気をもってレースに臨んでしまいます。

 

 

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ちなみにコースレイアウトはこんな感じ。

行った道をそのまま戻ってくるコースです。

 

高低図を分かりやすく太字でなぞってみました。

問題はやはり8km付近を頂点とする急坂でしょう。

いや、行きはまだ元気なのでいいのですが、

帰りはその坂を疲れてる30km過ぎで登らなくてはなりません。

しかも傾斜のキツい方を・・・。

 

それと17km付近にも結構なアップダウンがありそうです。

こっちは勝手に猫耳と命名。

この2か所で無理をしない事が明暗を分けそうですな。

 

 

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スタート20分前くらいに集合が始まりました。

人数が1000人ちょいなのでカテゴリー分けも大雑把。

一応4時間切りを目指す人たちのグループに加わって待ってました。

 

 

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8時、いよいよスタートです!

まあのんびり行きましょうか。

 

 

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スタートからそんなに渋滞もなくストレスなしで進めました。

それを証拠に最初の1kmが5:40

とりあえず5:30ペースには乗っけていきたいなあ。

 

 

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トンネルの入り口で演奏するオヤジ2人。

トンネルを抜け終わるまでずっと演奏が響いてましたね。

 

 

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海岸線を西に。

スタートしてからすぐに沿道の応援がなくなるのは少し寂しかったけど、

まあ田舎やししゃあないか。

その分、景色と心地好い潮風が癒してくれます。

 

ちなみに前回の奈良に続いて、今回も最後までウォークマンなしで走りました。

五感全部で大会を楽しみたいからね。

 

 

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4km手前で名物鯨の地下道が出てきました。

さすがに国道8号線を規制するわけにもいかないのか、

ここは地下道で8号線をくぐります。 

 

 

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追い越し禁止だそうですが、

これだけ人がいたら抜くに抜けないでしょう。

 

 

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しばらくするとエイドがありました。

気温はまだそれほど上がってませんが日差しがキツくなってきて、

体感的には暑くなってきました。

しっかりと給水していかんとなあと思ってたら、

「今ならまだイチゴがありますよー!」との声が。

思わず取ってしましました。

うまー!

 

 

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最初の5kmを28:37

地下道で時間がかかった以外はキロ5分半ちょいで走れてます。

さあそして問題の急坂登場。

ただ、坂のこっち側はだらだら坂なので、

まだ元気やしそんなに苦にはならなかったなあ。

ここも5分半ちょいペースで走り切れました。

 

 

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そして急坂の向こう側は傾斜が急なので激下りになります。

歩幅を狭めてなるべく負担がかからないように下っていきました。

 

 

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急坂を下りきって右に折れたら10km。

5~10kmが27:17

下りがあった分、少し時間を稼げた形となりました。

 

 

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ここからは次の集落まで空と山と田んぼが広がる、

ほぼまっすぐな道が延々と続きます。

いい景色ではあったけど退屈でもありました。

それと、やっぱり急坂を登り下りした疲労感もあってね。

まだ10kmを越えたところなのに先が思いやられました。

 

 

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10~15kmが27:39

キロ5分半をほぼ守れてます。

 

 

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16kmを越えて、次の坂猫耳部分がきました。

ここも結構急で厳しい1kmやったと思います。

 

 

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登りきる直前に演歌をガンガン流して応援してくれる集団がいました。

鳥羽二郎て・・・。

 

 

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猫耳が終わった後にもまだアップダウンがありました。

なかなか厳しいコースやなあ。

 

 

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アップダウンを抜けると田園風景が広がる細い道。

それにしても気温上昇で暑くなってきました。

 

 

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アップダウンが続いた割には、15~20kmが27:25

この時点でトータルが1:50:58

しっかりサブ4が狙えるペースで来てます。

ちょっと色気が出てきました。

 

 

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さあ、折り返しです!

この時点で1時間57分くらい。

後半にどれだけ粘れるか。

そしてあの急坂をどれくらいのペースで走り切れるかがカギになりそうです。

 

 

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折り返してすぐの私設エイドやったかな。

ピンボケしてますが山菜汁がふるまわれてました。

これも美味かったなあ。

この後もエイドで色々いただきました。

感謝感謝!!

 

 

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猫耳部分を登り返してる途中で25km。

20~25kmが27:36

アップダウンが続く中、まだまだ粘れてます。

にしても、この猫耳の登りも長くてしんどかった。

木陰ってのが救いでしたが。

 

猫耳を登り切って、下るとこで鳥羽二郎軍団再び。

今度は笑顔でみんなとハイタッチ!

 

 

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25~30kmが27:48

この時点で2時間46分台でした。

てことは残り12kmちょいをキロ6分でいってもサブ4いけるかなあと。

かなり色気が出てきました。

 

ちなみに写真右の学生服のにいちゃん、

足に履いてるのがなんと一本歯の下駄!!

これでこのペースはすごいの一言です。

 

 

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水を張った田んぼに映る青空と新緑。

最高の風景ですが、退屈な直線が続きます。

それと暑さで足がつってる人をこの辺からよく見かけるようになりました。

自分は20kmと25kmでミネラル補給サプリを飲んだので、

この時はまだ大丈夫やったなあ。

エイドのスポンジもめっちゃ気持ちよかったし。

 

 

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32km半ば。

とうとう急坂の登りがやってきました。

キツい傾斜が続くこと1kmちょっと。

苦行でした。

歩こうかと何度思ったか。

 

呼吸も乱れ放題。

これで8回目のフルマラソンでしたが、

今までで一番キツい坂だと断言できます。

 

 

何とかかんとか歩かずに登り切ることができましたが、

この時点ですっかり脚は動かなくなりました。

それと、これまでの下りでやられたか、

太ももの前部分に強い疲労感、

そして膝上の筋肉がつりかけてきました。

慌てて最後のミネラルサプリを飲みます。

 

 

30~35kmが30:37

とりわけ登り坂だった33~34kmの1kmが7:30もかかってしまいました。

この時点でトータル3時間17分弱。

キロ6分ペースでもまだギリサブ4はいけそうですが・・・。

 

登り切ったあとはダラダラ下るだけなのですが、

脚が言うことを聞かずペースは全然上りません。

しかもこのダラダラ下りが長い!

さらに脚が動かなくなってきました。

 

 

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鯨の地下道まで帰ってきました。

地下道内でも走る気なし。

海岸線まで戻ってきて40km。

35~40kmが29:36

登りはなく、平坦か下るだけの区間でこの体たらく。

最後の1kmなんて6分越えてたからね。

 

あと2kmちょいでサブ4達成まで残り13分ほど。

疲労感を考えたら、数字以上にこれは厳しいかと。

正直、もうええかとさえ思ったりもしました。

 

なんやろね、でもやっぱりここまできてまだチャンスがあるのにあきらめたくない・・・。

そんな思いもあって、とりあえず1kmだけ頑張ってみようかと。

不格好でもとにかく身体を前傾させて腕を振って、

歩幅を広げてドタドタ走りました。

ラストの給水で子供が水を差しだしてきましたが、

飲む余裕もなく「ごめーん」と謝って通過。

 

そのおかげもあってか、40~41kmのラップが5:39

少し戻せました。

これで圏内に入れたかなあ。

いや、でもまだ油断はできん。

 

呼吸乱れまくり。

鬼のような形相で走ってたかと思う。

「サブ4いけるかも!」なんて応援の声ももらいましたが、

「『かも』ってなんやねん!」って毒づいたり、

ラスト500mから50m刻みの看板にうっとうしいわと思ったり、

道路を横切ろうとしてぶつかりそうになった奴らをにらんでやったり。

なんか怒ってましたね。

 

 

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そして、最後の直線に入る前に時計を見て、なんとかいけそうだと。

でも、最後まで不格好に走り抜けました。

身体の動く部分はすべて動かして。

顔も左右に振りまくって。

(あとから嫁が撮った動画を見たら、全然暴れてなくて軽快に駆け抜けてましたが・・・。)

 

右手に嫁が見えて、レッドカーペットの上を走って、

会場のDJがオレの事を迎えてくれて、

子供が張ってくれたテープを切って、ゴール!!

最後はすべての記憶が断片的。

 

 

3:59:58

 

 

割とギリ(笑)

でもね、最後の頑張りがサブ4達成につながったと思うと、

もう嬉しくて嬉しくて。

ゴール後もらったおしぼりで汗を拭くフリをしながら、

うれし涙を拭いてました。

 

と同時に力を使い果たしたのかもうフラフラ。

相当ヤバかった。

 

 

完走証を発行してもらい、改めてタイムを確認してまた感動。

そのあとは無料でおかゆの振る舞いがありました。

揚げ天もあったかな。

梅干しを入れたおかゆも美味しかったんやけど、

とにかく水が欲しくて何度も給水地点で水をもらい、

参加賞に入ってたスポドリをがぶ飲みしました。

 

しばらくはテント内のパイプ椅子に座り込んでましたが、

後から来るランナーのためにそこそこで場所を譲って、

ストレッチの後、荷物をもらい受けに向かいます。

 

ほんとは会場内で何か食べようかと考えていたんですが、

食欲がまったくなく、シャトルバスの出発時間がちょうど来てたので、

特別賞の抽選結果だけ確認してバスに乗り込み、

早々に会場を後にしたのでした。

 

 

 

厳しいコース設定でしたが、

そんな中でのサブ4達成はほんと嬉しかった。

まだ気温がマシやったおかげもあるやろけどね。

練習の甲斐があったってもんです。

嫁もハーフの自己記録を更新したみたいやし。

 

暑い時期の大会ってことで給水地点も多く用意してくれてたし、

応援は少ないながらも、各集落では全力で応援していただいたし、

ストレスフリーな良い大会です。

復路でおばあちゃんたちが「来年も待ってるよー!」と応援してくれてたのが、

すごく印象的でした。

もう少し近かったらなあ。

 

 

 

 

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さあどっかで風呂でさっぱりしようかと。

柏崎近辺のお風呂の割引券をもらってはいたんやけど、

人が多いのもイヤなので、

上越市方面へ車を30分ほど走らせて、

長峰温泉 ゆったりの郷」ってところまで来てみました。

客も少なくてゆっくりさっぱりできたなあ。

 

 

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さすがにおなかが減ってきて、

併設の道の駅で竹の子ごはんを嫁とシェア。

ま、晩が待ってるので、お昼はこれくらいにしとくか。

 

食べた後、一路長野市内へ向かいました。