近畿最高峰の八経ヶ岳に登る

去年行こうとしたんやけど、道中の国道が通行止めで断念。

今年は無事に行ってきました。

 

 

家を5時に出発。

近畿道から南阪奈道や京奈和を使って、R309へ。

吉野川を越すと、R309は格段に道幅が細くなる。

それを10km以上進むわけやけど、

それよりもガソリンの残量がかなりヤバくなってしまって、

そっちの方が心配でした。

 

 

弥山登山口駐車場、またの名を行者環トンネル西口駐車場。

ここに着いたのが、7時15分くらいやったかな。

ちょうど第1駐車場が満杯になったとのことで、

おっちゃんに第2駐車場を案内されました。

 

第2駐車場一番乗り。

第1のすぐ下なので何の問題もなし。

ちなみに駐車場代は1000円でした。

それにしても、一応GW前の平日なのに、みんな早いわ。

準備をして・・・

 

 

7:30 

出発しました。

 

今回は八経ヶ岳山頂へのピストンです。

 

 

最初は尾根沿いの急登を登ります。

今回はストックを忘れたので、腕を組んでゆっくりゆっくり登りました。

 

気温は下界よりも相当低くて、恐らく6,7度だったのでは。

ただ、どうせ急登で体が温もるかと半袖Tシャツで登りました。

日差しもあり、風も弱く、すぐに温もりました。

 

8:19

50分ほどで大峯奥駆道の出合に出ました。

ゆっくり登ったけど、行程時間通りでしたね。

 

ここからは稜線を軽く登ったり下ったり。

のらりくらりと清々しい空気の中、歩いてました。

ただね、新緑の季節なのにこの光景は何?

晩秋というか、初冬というか、そんな風景が広がりました。

 

そんな中で、緑の物発見。

これは一体なんでしょう?

 

8:41 

弁天の森に到着。先を進みます。

 

右のなだらかなピークが当面の目標である弥山で、

左の尖がったピークが最終目的の八経ヶ岳ですかね。

まだまだ遠いなあ。

 

ここにも謎の植物が群生してます。

葉っぱの中心をのぞいても何もなし。

花が咲く感じもなさそうで。

ただ、帰宅してから調べたら、バイケイソウという名前。

コバイケイソウ的な奴ですね。

花は2か月先くらいだそうです。

 

9:08

聖宝ノ宿跡に到着。

誰でしょうね。

 

ここからは急登第二弾。

荒れた道を登って行きました。

 

ひたすら登りで軽く汗をかいてきました。

 

聖宝ノ宿跡から登ること40分ちょい。

建物が見えてきました。

 

9:52

弥山小屋に着きました。

ベンチがあったので、しばし休憩。

それにしても、思ったよりも立派な山小屋ですね。

 

数分休憩した後、とりあえず弥山の頂上に寄り道しに行きました。

 

数分で着いた山頂には弥山神社と行者堂。

役行者ってどこ行っても出てきますねえ。

 

それにしてもここ、穴場です。

眺望も良くて、ベンチもあって、芝生が広がってて。

思わずここにビニールシートをひいて、昼ご飯にしようか・・・

なんて思ってしまうくらいでした。

 

弥山小屋に戻り、一路八経ヶ岳を目指します。

目指す先はもう目の前に。

 

途中でオオヤマレンゲを保護するフェンスが出てきました。

この辺に群生する絶滅危惧種に近いオオヤマレンゲをシカの食害から守るため・・・。

ま、あちこちでこういう問題が起こってるのですが、

シカに悪気があるわけでもないし。

人間が絶滅から守るのは大事な事でもあるような、エゴでもあるような。

ま、やらないよりやった方がいいのでしょうけどね。

ちなみにこの日も弥山小屋近くでシカが見かけられたようです。

 

下って登り返して、25分くらいやったかな。

突き刺さった錫杖が見えてきて・・・

 

10:29

近畿最高峰である大峰山八経ヶ岳山頂1915mに到着です。

そもそもオレは大峰山系でも山上ヶ岳に中学校の林間学校で登り、

その時に一応制覇はしてたんやけど、

これで夫婦共々、百名山ひとつ追加となりました。

 

コンビニで買ってきたおにぎりでお昼ご飯。

山で食べるご飯はほんとに美味しいですね。

それにしても、360度見渡しても山、山、山。

有名無名の山だらけでしたね。

こういう景色、見慣れてはいるけど、

やっぱりすごい場所やなあと思いました。

 

10:54

さて、来た道を戻るとしますか。

 

下って、登り返す時の写真。

山頂でも見たけど、立ち枯れた木がたくさんありました。

これは近くの大台ヶ原でもよく見かけた景色ですね。

 

11:16

弥山小屋に戻る。

ここでトイレ休憩。

山小屋にしては、まだきれいなトイレだったと思います。

 

11:24

弥山小屋を発ちました。

 

行きにも見かけたけど、雪渓がまだ残ってるんですよ。

こんな場所でも雪が降るんやね。

 

小さな小さな花発見。何でしょう。

 

12:40

小鳥のさえずりを聴きながらの稜線歩きも終わり。

ここから急坂を下ります。

ていうか、いつも思うのですが、

こんなに急な坂登ってきたっけ・・・ってここでも思いました。

滑って転ばないように慎重に。

 

シャクナゲが咲きそうになってたのはこの場所だけ。

あとはまだまだでしたね。

 

行きにも見たけど、ツツジ的な花が残ってたのもこの木だけ。

でも、少しでも花が見れて良かった。

 

せせらぎに架かる橋を渡って、そこから登れば・・・

 

13:19

第2駐車場に到着。帰ってきました。

少しは車も増えてますね。

 

 

紀伊山地の山の奥深さを知った山行でした。

それ以外の印象はないなあ。

 

さて、ガソリンの残量が少なく、

航続可能距離がたったの50kmちょい。

心配したけど、調べたら15km先の天川村にスタンドがあり、

しかも帰りは下り基調だったので、ガス欠になることなく、

無事にGSにたどり着くことができました。

 

その後、急に思い立って風呂に入って帰るかと。

着替えは一応持って来てはいたけど、

唯一持って来てなかったパンツをスーパーで買って・・・

 

明日香村の太子の湯でサッパリ。

温泉ではないみたいやけど、人も少なくのんびり入れました。

 

 

家に帰って、お惣菜でお疲れ宴会。

さあ、次はどの山を登ろうかな。