朝5時前に起床。
もはや定番となったおにぎり3つに豚汁を食べて、
6時過ぎに家を出発しました。
電車で1時間強。
乗り換えなしで座って行けるのがうれしい限り。
三ノ宮駅には7時40分に到着。
駅でトイレを済ませて会場へと向かいました。
各ブロックに対する会場までの動線もしっかり案内があります。
で、歩いててふと気が付きました。
ああ、ここってルミナリエのとこやん!
会場近くにあったコインパーキングのスペースで準備。
みんな歩道や店の前で好き勝手に準備しています。
まあここはすでにランナーだけが入れるエリア。
この時ばかりは自由でいいんでしょう。
荷物を預けて、トイレや給水のある会場へ・・・。
と思いきや、何やら長蛇の列ができてて全然進みません。
何なに?と思ったら、
ガードマンらしき人が会場に入るランナーを一人一人金属探知機にかけてます。
こんな大会は初めて。
まあ分からんでもないけど、面倒くさい限りですわ。
会場に入り最後のトイレを済ませようと並んでたら、
「〇番のトイレの方が空いてますよ~」とのアナウンス。
行ってみたら、長蛇の列やん!
また余計な時間を食ってしまいました。
集合の10分ちょい前にFブロックに整列。
今回の神戸マラソンはウェーブスタートを採用しています。
我々Fブロックは第1ウェーブなんですが、
なんとこれが第1ウェーブの最後方でね。
何のメリットもなさそうです。
これやったら予想タイムをもう少し遅く申請して、
第2ウェーブ最前列のGの方がよかったなあ。
昨日の受付でもらった黄色い手袋をみんなで掲げるセレモニー。
神戸の街に感謝です。
ただ、合唱やましてや黙祷まではこのあたりまでアナウンスが届きませんでした。
9時スタート!
さあ、行くか!
といっても最初は例によって動きません。
6分半後、ようやくスタートゲートを通過しました。
ゲストの有森さんや金さんがいました。
最初は三ノ宮や元町の繁華街を走ります。
それにしても日陰は涼しいけど、日なたは日差しがキツくて暑いわ。
3kmを待たずにもう汗だくになってきました。
こりゃ塩分補給をしっかりしていかなくては。
5kmまでのラップが30:31。
3kmくらいから多少ばらけましたが、
やっぱり混んでてペースは上げれません。
ま、ウォーミングアップがてら最初はこんなもんでいいか。
JRの高架をくぐります。
暑い。混んでる。ペースがなかなか上げれません。
線路を右に見ながらのひたすら直線ロード。
でもまだ精神的にはフレッシュで辛くはなかったし、
8kmでようやくキロ5分半前後で走れるようになってきました。
今度は線路を陸橋で越えます。
そうすると左に海が見え、正面には須磨の山々が見えてきました。
いい景色ですな。
そんなこんなで10km。
5kmから10kmまでが28:09。
だいぶ目標のペースになってきました。
でも、まだまだ人は多いし、そして汗だく。
暑さに弱いオレやから、サブ4は無理かなあとかちょっと弱気に。
ここまでは多少なりとも建物の陰で日差しが遮られる部分もあったのですが、
海沿いの道になってからはほとんど遮るものなし。
いやあ、暑い暑い。
応援の放水。
そうこうしてるうちに、もう先頭のランナーが帰ってきました。
すごいなあ。
今回一番笑ったのが、このバカ殿2人。
ボランティアや沿道の人たちほとんどに「アイーン」連発!
さすがにしんどいのか弱音を吐くシーンもありましたが、
隣のランナーに「みんなを笑顔にさせてるんだから」と諭されて、
ひたすら「アイーン!」を続けてました。
15km通過。
10kmから15kmまでのラップが28:15。
まあ順調と言えば順調なんですが、
イマイチシャキッとしない走りにちょっと不満。
暑さを言い訳にしてるな、オレ。
てことで、13kmあたり塩屋駅にいた子供たちとハイタッチして、
自分自身に気合注入。
キロ5分半前後を守っていきました。
垂水あたりの上り坂を越えると・・・
正面に明石海峡大橋が豪快に視界に入ってきます。
それにしてもこの辺は1車線しか使えず、かなりの混雑でした。
何度もブレーキをかけたし、行きたくても行けない。
こういうストレスは後半疲れとして出てくるんやろなあと。
そんな時に目の前に中山竹通さん登場!
いやあ懐かしいね。
でも中山さんもこの混雑に困ってる様子でした。
よし!折り返しや!
当分は来た道を戻ります。
ここで初めて気づきます。
帰りは向かい風?
そして20km。
15kmから20kmまでが28:05。
ずっと安定して走ってるけど、27分台は出ないなあ。
暑いからことごとく給水してるのもあるけどね。
そして中間点でこの時間。
まあグロスでのサブ4は厳しいけど、
ネットなら2時間1分くらいだし、まだチャンスはあるなあと。
そんな風に思ってました。
ただねえ、この辺の帰りも行き同様1車線。
前が開かずにかなりのストレスでした。
いやまあ、結果的にはこの辺りもキロ5分半前後は守れてはいたんやけど、
精神的にはもっといけるのにいけないなあと辛かった。
エイドできのこの山を食べて気分転換。
25km通過。
20kmから25kmのラップが28:13。
さっきのラップ同様悪くはないけど良くもない。
ただ、ちょっとこの辺りから疲労感が出てきたかなあと。
で、ここから写真を撮るを失念していきます。
とりあえず来た道と分かれて30km通過。
25kmから30kmが28:31。
もうずっと良くもなく悪くもない状態で、
疲れはさらに出てきました。
とりわけ両肩回りがダルく、何度も背伸び。
でも、このペースをもし最後まで続けれたらサブ4いけるかもなあと。
そんな計算はしてました。
そして、和田岬の駅付近で左にカーブして35km。
30kmから35kmまでのラップが28:08。
この暑いのにまだペースは守れてます。
自分でもビックリするくらいで、どんどんランナーを抜いていきました。
ここまで粘れてるのはこないだ金沢で買った軽い靴のおかげ?
そして、残り7kmちょいでサブ4まで40分。
お!これはサブ4いけるかも。
しかし、その前のノエビアスタジアムを左に見ての34km付近やったかな。
急に足が動かなくなってきたのを覚えています。
そして腹筋がつりかけてきました。
腹筋が硬くなると呼吸がしにくくなってきてね。
ちょっとの登り坂でも呼吸が乱れてキツくなってきました。
慌ててサプリを飲みましたが、
今度は右足ふくらはぎに懐かしのあの感覚がやってきました。
ビー玉が筋肉の中でコロコロする感じ。
脚がつる前兆でした。
そして35kmを越えてバタッと足が止まってしまいました。
ここまで笑顔で走ってたのが険しくなり、
1km1kmがとてつもなく長く感じてきます。
そんな時、37kmを過ぎて、とうとう現れました。
浜手バイパスへの急坂。
もはや我慢できずに、とうとう歩いてしまいました。
そして右ふくらはぎが完全につってしまいます。
一度止まって、腹筋がつらないようにしながらふくらはぎをマッサージ。
改善はされましたが、あとは走ったり歩いたり。
のんきにポートタワー撮ったり。
登り切って一度は平たんになったのに、また登りが出てきて、
もう完全に心が折れました。
ガッツリ歩いて登ります。
神戸大橋の上で40km。
35kmから40kmまでが35:45。
見事な失速でもはやサブ4どころか完走するのも辛かった。
ここで今度は左ふくらはぎもつってね。
また立ち止まってマッサージ。
橋の上からは景色が良かったはずなんやけど、全然記憶がありません。
普段は走れないところやし、ボランティアの応援もすごかってんけど、
もはや笑顔もなく、ただ下を向いて走ったり歩いたり。
ガンガン抜かれていきました。
それでも最後の1kmは走ろうかと、
両ふくらはぎがつった脚をなんとか運んでゴールイン。
タイムは4:18:18。
ネットでも4:11:44と久々に撃沈してしまいましたわ、ははは。
足取りも重く、涙もなし。
荷物を受け取り、着替える間も立ちくらみまくり。
もらったペットボトルの水を飲みほしても、
まだ体が水を欲していました。
嫁を待ってる間も気分が悪くてね、
完全に脱水症状やったみたい。
いやあ、久々にダメでしたねえ。
練習量が足りなかったのかも。
ただ、神戸マラソン自体は素晴らしいものでした。
ボランティアの応援、心にしみました。
応えられなかったのが残念でね。
強いて言えば2万人参加にしては道が狭いところがあったのが唯一の難点かなあ。
帰りは昨日から置いてた車で自宅まで。
この体調なら電車で帰るのは辛かったやろなあ。
帰ったら微熱状態でしたが、予定通り晩はいちばん地鶏で。
2時間飲み放題食べ放題。
とことんいってやるぜ!
生中4杯のあとは日本酒2合。
アテのどて煮ときゅうりは2回注文してやりました。
鯛茶漬けでシメて、さらにスイーツでシメ。
2kg以上減った体重は無事にこれで戻ることでしょう。