17時前、今宵の宿「奥入瀬渓流温泉 灯と楓」に到着。
古いホテルをリニューアルして2年前にオープンした小さな宿です。
4台分の駐車場はすでにうまっていて、
道路沿いに車を止めるよう言われました。
そして、チェックイン時に晩ご飯の時間を決めます。
18時、19時、20時やったかな。
我々は疲れてたし温泉にゆっくりつかりたいので、
2時間後の19時スタートにしてもらいました。
おせんべえをいただいて、部屋に向かいます。
玄関を上がってからずっと畳敷き。
宿のお兄さんはスーツケースのコロを拭いてくれて、
転がしていいよと言ってくれましたが、
汚したら悪いくらいキレイなので転がさずに運びました。
部屋は和室8畳。
Wi-Fiも使えます。
しばらくのんびりした後、大浴場に行きました。
内風呂はちょっと熱めやったかな。
でも、お湯がトロッとしてて気持ちいいです。
男湯には露天もありました。
翌朝にはこっちが女湯になります。
大浴場近くの大広間には子供の夢プラレールあり。
オレが子供ならむしゃぶりつくでしょう。
風呂上がりに早速いただきました。
ああ、しみるわ~。
さて、晩ご飯は併設の「焼鳥バル 薪nina」でいただきます。
今回の宿泊は日本酒3種飲み比べ付きの、
青森シャムロック焼鳥しゃぶしゃぶプランで予約。
これがこの宿に決めた理由でした。
日本酒付きなのですが、もちろん別のドリンクも注文できます。
しかも、地域共通クーポンは宿泊費には充てられませんが、
食事の追加メニューの支払いには使えるそうなので、
気兼ねなく飲めるかなあと。
なので、最初は瓶ビールを頼んで、お疲れ乾杯♪
コースターは炭かな?
まず前菜が出てきました。
長芋ときゅうり、いぶりがっこ、鶏ハム、鱒やったかな。
色んなハーブが添えられています。
なんかビールじゃなくワインでいくべきやったかも。
どれも地元産にこだわってるようでした。
次に野菜のバーニャカウダが出てきました。
そのまま食べても美味しい野菜ばかり。
しかもソースがオレ好みで、なめるようにほとんど使い切りました。
バーニャカウダがまだ食べ終わらないうちに、
焼鳥の用意をしますね~と店員さん。
ちょっと早いよなあと思いながらも、
仕方ないので日本酒3種飲み比べをお願いしました。
田酒の純米大吟醸、六根の純米吟醸、陸奥八仙の純米の3種でした。
陸奥八仙が旨かったです。
で、1つのセットだけ用意して、店員さんが去って行ったので、
むむ?これを2人でシェアしてくださいってこと??
と思ってたら、程なく店員さんが戻ってきてもう1セット用意してくれました。
勘違いしていたようです。
青森シャムロックの焼鳥はどれも美味。
日本酒が進みます。
ちなみに焼鳥は1人3本で、2人とも同じ部位3種なのですが、
1本を2人でシェアするなら、6種類出しますよと店員さん。
もちろんそうしてもらいました。
ししとうなんかも出てきました。
で、焼鳥が半分も食べてないところで、
また店員さんが来て、鍋の用意をしますね~と。
いやいや、それはまだ早すぎるので、
もう少し待ってもらえますかとお願いしました。
鶏のしゃぶしゃぶは初めてやったなあ。
まあでも、焼鳥の方が美味しかったけど。
しゃぶしゃぶを食べ終えて、あとは麺でシメなんですけど、
まだ飲み食べできそうだったので、追加注文タイム。
美味しかった砂肝と手羽元の焼鳥に陸奥八仙の純米を頼みました。
最初のビールも含めて、料金はうまくクーポン3枚で済むよう計算。
酔ってても抜かりなしです。
そして、シメのラーメンを食べてる時にアクシデントが発生しました。
嫁が結構水の入ったグラスを倒してしまい、
中の水が全部こっちに流れてきて、オレの浴衣下半身部分びっしょり。
店員さんが慌てて来てくれて、「大丈夫ですか?」。
しかし、オレは酔ってるのかどこ吹く風で、そのままラーメンを食べ続け、
「食事がおいしいからこんなんどうでもええねん」
とか言ってたらしいです。
さすがに見かねて店員さんが新しい浴衣を用意してくれて、
部屋に戻って着替え、また食事に戻りました。
違うテーブルで最後のデザート杏仁豆腐をいただき・・・
ハーブティーで食事は終了。
しかしこの時、今度はオレがスマホを落としかけて、
とっさの行動でテーブルを揺らし、
危うくグラスを落として割ってしまうところでした。
オレ自体は床に転んでしまいましたが。
ほんと酔いが回ってたようです。
この後、もう一度露天に入りに行き、戻ってそのまま寝たような気が・・・。
よく覚えてないわ。
だから、翌朝は朝早く起きて、
朝風呂に行きました。
朝ごはんは7時半と8時半が選べて、
チェックイン時に7時半と答えると、
宿のお兄さんが難しい顔しながら「何とかしましょう」と。
今日は登山で早立ちしたいので助かりましたが、
朝ごはんはそのお兄さんが一人で切り盛りしてて、
かなりバタバタしてはりました。
地元のリンゴジュースと牛乳はセルフで。
そして、まずはサラダがきました。
野菜が美味いわ。
地元の食材を使った料理に・・・
ご飯とみそ汁。
満足満腹です。
最後はグラスレモンとはちみつのティー。
これ、めっちゃ美味い!
幸せあふれる飲み物です。
8時45分頃、チェックアウトし出発しました。
その時のこと。
宿のお兄さんに今日これから向かう八甲田山登山の話を振ると、
宿の玄関にスノーボードを飾ってるお兄さんが一言。
「八甲田山は滑る方が楽しいですよ」と。
八甲田はバックカントリーがメインなのは知ってたんやけど、
ずっと気になってったスキー場でね。
毎回行くたびに景色や雪質が変わって新しい発見がある、とお兄さん。
ガイドツアーも素晴らしくて、個人的には日本一だと思ってますとのこと。
じゃあその時にはまたこちらにお世話になりますと告げて、
宿を後にしたのでした。
でも、それは決してお世辞ではなくて、
ほんとにまた来たくなるいい宿でした。
今回の旅、パックで選んだのは初日の宿だけで、
2日目以降の宿は丹念に調べて後日チョイスしたもの。
その中でもこの宿は自分自身良く見つけたなあと。
そして、その期待に十分応えてくれた宿でした。
少人数で経営されてるようなのですが、
まだまだ宿自体完成途上との事で、これからも頑張ってほしいものです。