東北登山旅行2日目。
今日は本来なら八甲田山に登る予定でした。
が、今日もあまり天気がよろしくない予報でね。
まだ明日の方がマシそうで、
幸いにも明日もこの界隈に滞在してるので、
それなら明日に回そうかと。
で、明日予定してた奥入瀬渓流ランを今日にすることに。
朝も走ったけど、距離も短かったし大丈夫でしょ。
道中、道の駅や黒石市内の古い酒蔵で地域共通クーポン券を使いまくった後、
R102で奥入瀬渓流に向かいました。
が、あれだけ良かった天気が十和田湖に近づくにつれてどんどん悪くなり、
十和田湖の周辺に来た時には雨が降ってきてね。
13時前に子ノ口の駐車場に着いた頃にはこんな感じ。
いやあ、走れるか、これ。
今回は石ヶ戸から上流に向かい、子ノ口までの9km弱を走ろうかと。
焼山から走り始めると最初は見どころが少ないらしいし、
計14kmはちょっと長いかなと思ってね。
上流に向かって走るのは、もちろん登りだからしんどいけど、
その分流れがよく見えると考えての事。
そもそも、奥入瀬渓流を散策するには、
その手段としてバス、自家用車、徒歩、レンタサイクルなんてのもあるけど、
バスは本数が少ないし、車は止めるところが限られるし、
自転車借りても料金かかるし、まあそれなら走ろうかと。
実際調べると、走ってるブログとかも出てきたしね。
雨はポツポツ。
頑張って走りますか。
走る服装に着替えて、バス停の小屋で切符を購入。
13時38分発のJRバスで石ヶ戸に向かいました。
10分ちょいでバスは石ヶ戸に到着。
立派な休憩所と売店がありました。
ちなみにこんな悪天候でも駐車場はいっぱいで、
写真でもわかる通り、路駐の車も多数ありました。
あ、そうそう。
バスは見どころポイントで説明のアナウンスを入れてくれます。
わざわざ走らなくても、なんかこれで十分やんとか思ったり。
トイレを済ませて、いつでも走り出せるんやけど、
しばらく躊躇してました。
雨はやみません。
ほんまに走るの?
ダラダラしてても始まらないので、
14時過ぎに意を決して走り始めました。
なるほど、きれいな清流ですな。
紅葉はまだのようで。
遊歩道はこうやって木組みのところや砂利のところは良いのですが、
土の部分はもうドロドロでね。
走れたもんやないし、なるべくドロドロじゃない部分を選ぶから、
時間もどんどんかかっていきます。
じゃあ、まだマシな車道を走ろうかとするんやけど、
もちろん車やバスが通るので危ないし、
やり過ごすまで止まるので、これまた時間がかかりました。
ドロドロ道は一度踏み出す場所を間違うとズボッと沈んでいって、
容赦なく水が靴の中にしみこんでいきます。
2kmも進まないうちに、嫁に泣きが入りました。
「バスで帰らせて~」
叱咤激励して進みます。
はい、奥入瀬の代名詞とも言える阿修羅の流れ登場。
苔むした岩が島に見える九十九島や飛金の流れが出てきました。
ま、こうやって色々ポイントが出てくるのですが、
正直足元のドロドロが気になって、下ばかり見て走ってるので、
流れなんてそっちのけです。
色々滝が出てきました。
悪天候ですけど、まだ寒くないのが不幸中の幸いですかね。
ドロドロ地獄から抜け出したい嫁は車道を走ります。
でも、やっぱり車が来ると危ないし、
何度か走る車の水跳ねでバシャッと水をかけられました。
嫁はかなり精神的に参ってました。
連れてきて申し訳ないと思いながらも、
オレはというと、実は楽しくて仕方なかったり。
靴はドロドロで泥水も靴の中にしみこんできてましたが、
なんか障害物レースに出てるような感覚でした。
自然の中を走ること自体楽しいしね。
一目四滝のうちの2つです。
お天気やったら、この流れももっときれいに見えるんでしょうか。
銚子大滝が出てきたときには、ああもうすぐゴールやなあと。
かなり肩の荷が下りました。
ただ、この辺はメインポイントでもあるので、悪天候なのに人も多かった。
多いけど、ずっと歩いてる人なんて数えるほど。
ましてや走ってる人なんて・・・もちろん我々くらいなもんです。
この後、遊歩道が通行止めになってて、
望む望まないにかかわらず、車道を進まされます。
橋の部分なんて狭くて狭くて。
車の往来があれば、とてもじゃないけど進むことはできません。
十和田湖畔の橋が見えてきました!
と同時に、雨が大粒に。
急げ~!
階段を上って橋を渡り・・・
15時半過ぎ、なんとか子ノ口の駐車場に戻ってきました。
いやあ、酷かったけど楽しかった。
嫁はもうボロボロでしたが・・・。
さあ、今宵の宿で温泉に入るか!