朝6時前に起床。
窓の外は今日もやっぱり曇り空でした。
今回宿泊のホテルは無料の朝食ビュッフェが6時半からなので、
ほんとはもっと早く出発したかったんやけど、
しっかり朝ごはんを食べて、7時半に斜里岳へと向かいました。
眺望は望めそうにない感じです。
今日も登ろうか登るまいか迷いましたが、明日以降はもっと天気が崩れそう。
せっかくだからと、コンビニでおにぎりを買って、
登山口へと向かいました。
途中からダート道に。
9時20分、清岳荘の駐車場に到着しました。
ここから山頂まで行って帰って7時間から8時間と見立ててるので、
今日も降りてくるのは夕方になりそう。
とっとと準備をして、清岳荘でトイレを済ませ、登り始めました。
ルートはこんな感じ。
行きは沢沿いの旧道で、帰りは危ない旧道ではなく新道で。
9:37
さあ、行こう!
最初は楽ちん林道を進みます。
ダイモンジソウが一杯咲いてました。
沢が出てきて、いよいよ渡渉大会の始まりです。
どの石に足を置いて渡れば濡れずに済むか・・・。
渡渉する度にパズル的な思考が求められます。
これがめっちゃ楽しかった!
でも、これ時間かかるわ。
10:28
仙人洞通過。
10:38
下二股の分岐点通過。
旧道を進みます。
水運の滝。
登りが急になってきました。
あれが山頂?いずれにしてもまだ遠いな。
三重の滝。
なかなか豪快な羽衣の滝。
下二股からは難問編の渡渉が増えていきました。
滑りやすそうな岩登り。
沢には入りたくないから脇を通るんやけど、
木の枝が低いので、これまた大変。
一息ついて振り返ったら、これがすんごい絶景!
下界が一望できました。
枝を潜ったり跨いだり。いやあもう大変。
トリカブトでしょ!
結局、渡渉は20回以上あったと思います。
この辺、かなりヤバい登りあり。
滑って落ちたら、ただでは済まないでしょうね。
この辺で嫁が滑って左側にこけて、ヒジとヒザを痛打。
大事に至らんで良かったです。
天から流れ落ちてくるような雲華の滝。
もはや滝登りですわ。
それにしても、一生懸命やったから気付かんかったけど、
青空が広がってきて、予想外の天気回復。
ここまで沢沿いで涼しかったけど、日差しが暑い・・・。
滝を登り切ると、水量は劇的に減りました。
でも、まだ山頂があんなに遠い・・・。
12:16
ようやく上二股を通過。
ここからはひたすら急登でした。
で、今日初めて人とすれ違いました。
山頂から下りてきたおっちゃん・・・あれ?昨日の雌阿寒岳でも会いましたね!
少し立ち話して、山頂からの眺望良く見えますよとの事。
期待を胸に意気揚々と先に進みました。
12:41
馬の瀬に到着。
稜線に出た分、風が強くなりましたが、
時間も時間やし、山頂がどんな感じか分からないので、
ここで昼ご飯休憩をすることに。
レジャーシートをひいて、知床方面を望みながらお昼ご飯。
三座目の羅臼岳、登れるかなあ・・・
とか思いながら食べてたら、どんどんガスが湧き始めてきてね。
あっという間にモヤに包まれて視界サヨウナラ。
それでも、20分ほどの休憩の後、山頂へ向かいました。
オトギリソウ。
急登激闘30分。
斜里岳神社に再度晴れてくれるよう頼みました。
ラストの登り。
13:18
約3時間40分で斜里岳山頂に到着です。
でも、何も見えんので昨日同様そそくさと山頂を後にしました。
来た道を上二股まで。
ヤマゼミがほんとうるさかった。
こいつら逃げへんもんなあ。
13:59
上二股まで下ってきました。
登ってきた旧道を下る勇気はないので、迷わず新道へ。
ダケカンバの森を歩きます。
その後、熊見峠を含めて3つの小さなピークを越えていきます。
開放感のある良い稜線歩きですね。
進んでたら、モヤが晴れてきました。
今になって山頂が晴れるんやからなあ。
ほんま神様のイジワル。
14:48
熊見峠通過。
ここから沢沿いの下二股まで激下りが始まります。
木組みが施されているところは下りやすくてありがたし。
小一時間の下りやったけど、それでも疲れてきてたし辛かったな。
紛らわすためにずっとバカ話をしてたっけ。
15:41
やっと下二股まで下ってきました!
てことは、渡渉大会再びです。
行きと同じポイントでも、
逆に渡るとなるとまた考え直しで面白かったなあ。
この部分、渡渉しようにもする箇所が見当たらず、
行きも帰りも左の板状摂理のような壁を伝いました。
これが正解なんでしょうか?
16:47
ようやく清岳荘に帰ってきました!
下りも3時間半かかったなあ。
それにしても、今日の登山で出会ったのはあのおっちゃん一人だけ。
百名山なのに、そんなに人気ない山なのか?
いやあ、それにしても記憶に残る登山になったなあ。
しんどかったけど、面白かった!
てことで、とっとと北見へと車で戻りました。