2024道東山旅 2日目 ー斜里岳を登るー

朝6時前に起床。

窓の外は今日もやっぱり曇り空でした。

今回宿泊のホテルは無料の朝食ビュッフェが6時半からなので、

ほんとはもっと早く出発したかったんやけど、

しっかり朝ごはんを食べて、7時半に斜里岳へと向かいました。

 

 

昨日の雌阿寒岳同様、今日の斜里岳も山頂は雲の中。

眺望は望めそうにない感じです。

今日も登ろうか登るまいか迷いましたが、明日以降はもっと天気が崩れそう。

せっかくだからと、コンビニでおにぎりを買って、

登山口へと向かいました。

 

途中からダート道に。

 

9時20分、清岳荘の駐車場に到着しました。

ここから山頂まで行って帰って7時間から8時間と見立ててるので、

今日も降りてくるのは夕方になりそう。

とっとと準備をして、清岳荘でトイレを済ませ、登り始めました。

 

ルートはこんな感じ。

行きは沢沿いの旧道で、帰りは危ない旧道ではなく新道で。

 

 

9:37

さあ、行こう!

 

最初は楽ちん林道を進みます。

 

ダイモンジソウが一杯咲いてました。

 

沢が出てきて、いよいよ渡渉大会の始まりです。

 

どの石に足を置いて渡れば濡れずに済むか・・・。

渡渉する度にパズル的な思考が求められます。

これがめっちゃ楽しかった!

でも、これ時間かかるわ。

 

10:28

仙人洞通過。

 

10:38

下二股の分岐点通過。

旧道を進みます。

 

水運の滝。

 

登りが急になってきました。

 

あれが山頂?いずれにしてもまだ遠いな。

 

サラシナショウマ

 

三重の滝。

 

ミソガワソウ

 

なかなか豪快な羽衣の滝。

 

下二股からは難問編の渡渉が増えていきました。

 

滑りやすそうな岩登り。

 

沢には入りたくないから脇を通るんやけど、

木の枝が低いので、これまた大変。

 

一息ついて振り返ったら、これがすんごい絶景!

下界が一望できました。

 

枝を潜ったり跨いだり。いやあもう大変。

 

トリカブトでしょ!

 

ウメバチソウ

 

結局、渡渉は20回以上あったと思います。

 

この辺、かなりヤバい登りあり。

滑って落ちたら、ただでは済まないでしょうね。

 

この辺で嫁が滑って左側にこけて、ヒジとヒザを痛打。

大事に至らんで良かったです。

 

天から流れ落ちてくるような雲華の滝。

 

もはや滝登りですわ。

それにしても、一生懸命やったから気付かんかったけど、

青空が広がってきて、予想外の天気回復。

ここまで沢沿いで涼しかったけど、日差しが暑い・・・。

 

滝を登り切ると、水量は劇的に減りました。

 

でも、まだ山頂があんなに遠い・・・。

 

12:16

ようやく上二股を通過。

 

ここからはひたすら急登でした。

で、今日初めて人とすれ違いました。

山頂から下りてきたおっちゃん・・・あれ?昨日の雌阿寒岳でも会いましたね!

少し立ち話して、山頂からの眺望良く見えますよとの事。

期待を胸に意気揚々と先に進みました。

 

12:41

馬の瀬に到着。

稜線に出た分、風が強くなりましたが、

時間も時間やし、山頂がどんな感じか分からないので、

ここで昼ご飯休憩をすることに。

 

レジャーシートをひいて、知床方面を望みながらお昼ご飯。

 

三座目の羅臼岳、登れるかなあ・・・

とか思いながら食べてたら、どんどんガスが湧き始めてきてね。

 

あっという間にモヤに包まれて視界サヨウナラ。

それでも、20分ほどの休憩の後、山頂へ向かいました。

 

オトギリソウ。

 

急登激闘30分。

 

斜里岳神社に再度晴れてくれるよう頼みました。

 

ラストの登り。

 

13:18

約3時間40分で斜里岳山頂に到着です。

 

でも、何も見えんので昨日同様そそくさと山頂を後にしました。

 

来た道を上二股まで。

 

ヤマゼミがほんとうるさかった。

こいつら逃げへんもんなあ。

 

13:59

上二股まで下ってきました。

登ってきた旧道を下る勇気はないので、迷わず新道へ。

 

ダケカンバの森を歩きます。

 

その後、熊見峠を含めて3つの小さなピークを越えていきます。

開放感のある良い稜線歩きですね。

 

進んでたら、モヤが晴れてきました。

 

今になって山頂が晴れるんやからなあ。

ほんま神様のイジワル。

 

14:48

熊見峠通過。

 

ここから沢沿いの下二股まで激下りが始まります。

 

木組みが施されているところは下りやすくてありがたし。

小一時間の下りやったけど、それでも疲れてきてたし辛かったな。

紛らわすためにずっとバカ話をしてたっけ。

 

15:41

やっと下二股まで下ってきました!

 

てことは、渡渉大会再びです。

行きと同じポイントでも、

逆に渡るとなるとまた考え直しで面白かったなあ。

 

この部分、渡渉しようにもする箇所が見当たらず、

行きも帰りも左の板状摂理のような壁を伝いました。

これが正解なんでしょうか?

 

16:47

ようやく清岳荘に帰ってきました!

下りも3時間半かかったなあ。

それにしても、今日の登山で出会ったのはあのおっちゃん一人だけ。

百名山なのに、そんなに人気ない山なのか?

 

いやあ、それにしても記憶に残る登山になったなあ。

しんどかったけど、面白かった!

てことで、とっとと北見へと車で戻りました。