10年前の夏に一度訪れたことのある入笠山。
その時は時期が遅くて終わってたすずらんを見るべく、
また行ってみました。
7時前に安曇野のコテージを出て、高速で諏訪方面へ。
8時前には富士見パノラマリゾートの駐車場に到着。
早い人はもう来てますねえ。
モンベル会員なので200円割引でゴンドラに。
乗り場には今日の情報が掲示されてます。
ゴンドラの山頂駅から少し歩けば、もうそこはすずらんだらけ!
それにしても初めて見るけど、
すずらんってこんな小さな花なんやねえ。
今日で8分咲きってところでしょうか。
てことで、まだまだ人が少ないうちにと、
山頂へ行くより先に山野草公園を巡ってみました。
オオアマドコロ
そして、イチヨウランを見つけました。
かなりの希少種で、ここのリゾートが保全活動を熱心にしてるおかげで、
数十株の増加に成功したそうです。
ツバメオモト
展望台からは富士山と南アルプス
そして、目の前にドーンと八ヶ岳。
まだつぼみも多かったレンゲツツジ
ズミ?
そしてまたドイツすずらんへと戻ってきました。
可憐ですねえ。
ここではドイツすずらん20万本が育てられてます。
てことで、熱心に見て回ってたら40分ほど経ってしまいました。
さて、ようやく
山頂へと向かいますか。
こんな感じで巡りました。
可愛らしいサクラソウがお出迎え。
釜無ホテイアツモリソウ
これまた絶滅危惧種で幻の花と言われてるらしい。
これもここのリゾートで保護してるみたい。
花はまだだけど、形が面白いその名もコウモリソウ。
様々な花が出てくるので、なかなか前に進みません。
でも、ウッドチップで歩きやすい。
さて、湿原に突入。
鹿から守るための入り口からおじゃまします。
シロバナノヘビイチゴがいっぱい。
白い花を咲かせるエゾノコリンゴの木
そして、日本すずらんがほんの少しだけ咲いてました。
ドイツすずらんよりも少し小ぶりで、葉に隠れて咲いてます。
なんか日本的な奥ゆかしさを感じますね。
この斜面では何と100万本の日本すずらんが群落しています。
これ、満開になったらさぞかしすごい事になるんでしょうね。
今はまだ残念ながら1,2分咲きでした。
登った斜面を下りてきました。
湿原、木道、新緑、青空・・・こういう場所好きだなあ。
湿原を抜けて、山頂へ進みます。
クリンソウの群落あり。
だそうです。
下山後、この関連施設にお邪魔することになります。
湿原に続いて、今度は花畑に突入。
ツマトリソウその2。可憐だ。
ここにも日本すずらんが少し。
花畑を抜けると、いよいよ登山って感じに。
面白そうなので岩場コースへ。
なかなか急登。岩場もあり。
お、開けた!
入笠山山頂に到着。
あれだけゆっくり見回りながらでも、入り口から1時間ちょいでした。
山頂からは360度絶景パノラマ。
西には槍穂に乗鞍、御嶽、中央アルプス
北には八ヶ岳ドーン!
南には左から富士山に、鳳凰三山、甲斐駒、北岳間ノ岳、仙丈と、
南アルプス北部の山々オールスター勢ぞろい!
山頂にいる人たちからも、今日は当たりの声を多く聞きました。
ほんと、すごいわ。
いつまでも見ていたい眺望でしたが、
時間が押していたので後ろ髪引かれながら下山。
帰りは迂回コースで。
大阿原湿原まで行く予定もしてたけど、
このまま下りることにしました。
ちょっと花見るのに時間取り過ぎ。
山頂駅に戻ってきました。
山頂から迂回コースを進んでると、下から小学生の団体が。
これはこの後、山頂がカオスになるだろうなと。
早めの退散は正解でした。
その後、湿原ではもう少し小さい子たちの集団も。
木道を歩かずに湿原内を駆け巡る不良子供に注意してやりました。
それからも続々と人が登ってくる登ってくる。
チケット売り場も結構な行列が出来てたのだとか。
平日なのにすんごい人気ですねえ。
ゴンドラで下ってたら・・・
マウンテンバイクでダウンヒルをする人たちが。
結構たくさんいて、なかなかのスピードで下って行ってました。
今、ゴンドラで往復した人には山野草のプレゼントがありました。
4種類ありましたが、その中にまさかのチングルマ!
オレ、大好きな高山植物なんですよね。
ただ、そんな植物を暑い大阪で育てれるんでしょうか?
てなわけで、少し早かったすずらんでしたが、
その他の花も含めて、そして山頂からの眺望も加味すると、
ほんと素晴らしい山でした。
さすが花の百名山だけあります。
また、季節を変えて別の花を見に来たいものですね。