やなのうなぎ観光荘 松本店@長野県松本市

正直、ここまでとは思わへんかった・・・。

 

 

大阪へ帰る日。

朝起きて外を見ると、雪が降ってたのは想定内。

テレビでは東京がまたまた大げさな事を言っている。

出発前に5cmほど積もった車の雪を一度払いに行く。

それでも、1時間後の出発時にはまた数cm積もってた。

荷物を積んでチェックアウトしようと、坂の上にあるホテルに向かう。

もう何度もスタッドレスで登ってる雪の坂道なのに、

かつて登れない事のなかった坂やったのに、

今日は初めて途中でスタック。

我々の脇をすり抜けて登ろうとする京都ナンバーもすぐにスタック。

 

いやあ、これはマズいぞと、

慌てて持参のチェーンを装着しようとするも、

はめたことないし、練習したのもはるか何年も前の話。

上手くできる訳もなく、ホテルの人に電話して縋ることに。

 

ホテルの車で嫁だけチェックアウトしに行き、

自分は何とかバックで切り返して、坂の下にあるゴルフ場の駐車場で待機。

ホテルの車で送られてきた嫁を拾って、何とか下山したのでした。

いやあ、変な汗出まくり。

 

 

さて、今日はお昼に岡谷市内の天龍という店ででうなぎを食って帰る予定でした。

そのために信州割も8000円ほど残してて。

が、下界に下りてきても幹線道路さえしっかり雪道で、しかも酷い渋滞。

それでも、その時点では岡谷まで行くつもりでした。

 

が、塩尻から岡谷に下道で抜けるのに峠越えがあったと思い出し、

この雪道でそれを越えるのは無理だから、

松本から岡谷まで高速に乗ろうかと調べたら、

おいおい、長野道も中央道も雪で通行止めになってるやん!

それどころか、R19を始め、西に向かう下道も通行止め!?

大阪に帰れるのか!?

 

R158に出て、松本インターに向かってたところでこの情報に出くわし、

正直笑うしかなかったところで、閃いたものがありました。

うなぎも食べれて、大阪に戻る方法を。

 

 

観光荘 松本店

天龍の次に候補に挙げてた店が松本にもあることを思い出し、

松本インターを通り過ぎて、この店へ。

実に安曇野を出発して2時間かかりました。

 

正直、この大雪で営業してるのか微妙に思ってましたが、

何事もなく営業してるし、まさかランチ客で一杯。

仕方なく店の前にある機械で待ちの登録をして数分後、

店内に呼ばれました。

この大雪じゃなかったら、もっと待たされてたかも。

座敷席に通されると、注文そっちのけでまずトイレに駆け込む。

 

 

席に戻ると、お茶とこのうなぎの骨が来てました。

注文を終えて、それまでこの香ばしい骨を、

パリポリ食べて待つのかなあと思ってたら・・・。

 

10分も待たずに現れました、うな重の松が!

ある程度焼いてたのか!?

 

それでは、いただきます。

さすがに松ともなればボリュームありますね。

タレが甘めなので山椒を振ったり、わさびタレであっさりいただいたり。

 

こんなにたくさんうなぎを一度に食べたのはいつぶりだろうか。

とにかく黙々とあっという間に平らげてしまいました。

贅沢なひと時でしたね。

 

ただなあ、もはや高級料理と化してしまったうなぎです。

2人で8000円ほど残してた信州割が、

ほとんどなくなってしまうくらいの値段です。

これなら肉か別の魚を食べてもと思ってしまいます。

いや、アナゴの蒲焼で十分なのかも。

 

kankohso.co.jp

 

 

雪が降り続く中、店を後にしました。

相変わらず高速も下道もダメ。

しかし、手がなくはない。

先ほど閃いたのは、松本から西がダメなら、

松本から北に向かって北陸道経由で帰ればってアイデア

安房トンネル経由で高山まで出て帰るプランも考えたけど、

これも下道が長くて間違いなく雪道。

それなら選択肢はもはや北陸道経由しかないだろうと、

松本インターから乗って、8時間かけて大阪へと戻ったのでした。

まさか信州に来るのに、行きも帰りも北陸道になろうとはね。