本来なら今日は雨飾山に登る予定でした。
しかし、なんと一昨日くらいに初冠雪したようで。
情報調べても、山頂付近は結構雪が積もってるみたいだったので、
さすがに無理かなあと断念。
でも、せっかくこっちに来たからには、
どっかで紅葉の山歩きをしたいなあと、
高い山はやめて、雨飾山のご近所である奥裾花自然園に行ってみました。
道中は良い天気でね、山に登れなかったのがほんと残念でした。
ただ、北アルプスはしっかり雪をかぶってて。
ちょっと冬が来るのが早すぎですわ。
奥裾花大橋に到着。
このあたりの渓谷も紅葉がきれいらしいのですが、
まだまだ紅葉してません。
自然園の紅葉状況を知らせる看板にも「色づき始め」の文字。
まあいいかと先に進みました。
自然園までの道中は噂通りのまさに奇岩変岩タイム。
太古の地殻変動の名残が露頭しています。
地層がずれた時に擦れて磨かれた断層面だそうで。
自然園よりもこっちの方が興味深かったかも。
てなわけで、開園8時半すぎに到着。
立派な駐車場がありましたが、停まってる車は他に1台だけでした。
トイレを済ませて、準備をして・・・
ここで入園料を払います。
今は1人200円ですが、春だけは値上がりします。
この訳は後述するとして・・・
ほんとは好きじゃないのですが、さすがに今日は熊鈴を付けてと。
まずは自然園入り口まで舗装路を歩きます。
8時52分、さあ行ってみましょうか。
元池を通過し・・・
奥裾花社を見ながら舗装路をショートカット。
新しく建て直してる途中ですかね。
半分だけ赤く紅葉してるカエデ。
気合が足りないのでは?
戸隠山の西岳もすっかり雪を纏ってます。
オレの秋はいったいどこへ・・・。
歩いてるうちに、どんどん雲が無くなっていきました。
予定通り30分かかって、自然園入り口に到着。
さあ、中に行ってみますか。
こんな感じで歩いてみました。
ひょうたん池にはモリアオガエルが生息し、
6月下旬には周辺の木の枝で大きな卵の塊が多数見られるそうです。
ブナの葉っぱがキラキラしとる。
落ち葉のじゅうたんが足にも優しい。
ただ、結構アップダウンがあるので、
さすがに暑くなって、ダウンを脱ぎました。
そうなんです!この自然園は水芭蕉の群生がすごいんです。
なんせ、あの尾瀬を上回って本州随一だそうで。
だからその時期だけ入園料がアップするんですねえ。
湿原内を歩きます。
確かに水芭蕉の残骸(?)があちらこちらで見られます。
これが一気に咲き誇るとしたら、それは壮観かも。
こうみ平湿原を経て、吉池へ。
ここには向こう正面真ん中にドンと、
推定樹齢400年のトチノキが鎮座しています。
さあ、ブナ林へ。
いちいち背の高いブナだらけ。
でも、ブナ林は明るくて、ほんと気持ちのいいトレッキングです。
展望広場からは・・・
高妻山と乙妻山が見えます。
ブナの巨木。
キノコだらけのブナ。
あんまり気持ちのいいもんではないね。
とにかくあちこちで樹齢数百年の巨木あり。
これを巡るだけでも楽しかった。
ここブナの原生林は野鳥の宝庫でもあります。
写真には全然写ってないんやけど、
ここでは我々の接近に反応して、
100や200ではきかない数の小鳥が一気に飛び回り始めました。
全然近寄らせてくれないので、何の鳥かは全然分からなかったけど、
スズメよりは少し小さい鳥でしたね。
こうやって少し紅葉してるカエデもあるのに、
すぐ隣では知らんふりのカエデも。
条件はほとんど変わらないのに、
なぜ紅葉したりしなかったりするんでしょうね。
やはり気持ちの問題??
てことで、1時間半ほど歩いて、入り口に戻ってきました。
確かに紅葉は色づき始めかもしれないけど、
十分楽しめました。
そこからまた30分ほど舗装路を歩いて、駐車場に戻りました。
帰りの舗装路歩きはちょっと退屈で長く感じたなあ。
それにしても、朝イチより少しはお客さんが増えてきてますね。
高そうなカメラを抱えた年配の人が多かったけど。
てことで、思ったよりも良いとこじゃないですか。
今度は水芭蕉とモリアオガエルの時期にもう一度来たいものですね。
お腹が減ったので、一番近いそば処鬼無里で・・・
もりそば大盛りをいただきました。
オレの好きなタイプの蕎麦でした!