コロナ第4波が来ようとしてる中、
今年のプロ野球は無事3月末に開幕を迎えることができました。
思えばこのオフも色々あったわ。
まずは宮國の戦力外通告。
そろそろやわなと思ってたけど、とうとう来たって感じ。
ま、これはしゃあないし、
その後DeNAに育成で拾ってもらってよかったな。
納得いくまでやってくれい。
そして、一昨年の日本シリーズでやらかして以来、
完全に信用を失った山本があろうことか阪神にトレードに出されたのは、
去年の12月やったかな。
個人的にはお気に入りの選手やったから、結構ショックやったわ。
ショックと言えば、FAで梶谷を取った人的補償に、
田中俊を持っていかれたのもな、結構ズシンと来た。
そろそろブレイクの予感がしてただけになあ。
巨人の戦略に疑問を感じたもんやった。
そして、思わず声が出たくらいビックリしたのは、
田口のトレードやった。
確かにな、帯に短したすきに長しやないけどな、
先発やっても中やっても、
そこそこできて、そこそこしかできひん男や。
でもな、それがよりによって同一リーグのヤクルトにってなあ。
このオフ一番のショックやったわ。
ただな、こうも考えれるねん。
上記の若い3人はチームさえ変われば出番も増える可能性が高い選手たちや。
だから、選手の事を考えればいい事なんちゃうかと。
何年も応援してきた選手が敵になるのは正直辛い事やけど、
活躍できる可能性のある場所に行くことは、
選手のことを思えばええことなんちゃうかと。
打たれたり抑えられたりしたら、すんごい複雑な気持ちになるけど、
そこは余裕の拍手を送ることにするわ。
で、悪いこともあれば良いこともあった。
その一つは菅野の残留や。
ま、去年のようには行かんとは思うけど、
数字だけで言えば最低貯金10は計算できるのは、
チームにとってはほんまに大きい。
正直、菅野のいない巨人も見てみたい気はしてたけど、
いるのなら十二分に期待させてもらうわ。
それと、ドラ5ルーキー秋広の活躍も巨人ファンの心をくすぐったわ。
練習試合やオープン戦では他は見なくても、
秋広の打席だけはきっちりチェックしてたもんや。
結局開幕1軍とはならへんかったけどな、
一時のブームに終わらないよう、
しっかり2軍で鍛えてもらってほしいところ。
順調に確実に伸びていってほしいところやな。
そんなこんなで振り返りは終わり。
さて、今年の開幕戦。
スタメンは・・・
1 右 梶谷
2 二 若林
3 遊 坂本
4 三 岡本
5 中 丸
6 一 ウィーラー
7 捕 大城
8 左 松原
9 投 菅野
ま、ほぼ予想通りやな。
若林のスタメンは自分の力で勝ち取ったもの。
吉川尚よ、ちゃんと見とけよ。
で、DeNAのスタメンに田中俊の名前が。
目には目を、梶谷には田中俊を・・・ですか?
1回表、先発菅野が気持ちよく3人で仕留めたその裏。
初めて開幕投手を務めるDeNA先発濵口の制球がままならへん。
梶谷、若林と連続して歩かせてもらって、
3番坂本がショートの頭上を越えるレフト前ヒット。
よっしゃ!無死満塁や!・・・と思った矢先、
レフトの返球が乱れて、ショートが後逸する間に、
梶谷帰って、難なく先制点ゲットや!
さらに岡本がレフトフェン直のタイムリーで2点目。
丸が歩いた後、ウィーラーが1,2塁間割って3点目。
いきなり得点を重ねて、さらにまだ無死満塁のチャンスでな。
こらもう一気に試合決めてもうてええでとか思ってたけど、
続く大城に松原が変化球振りまくって相手を助けてな。
菅野凡退で3点止まりやって。
これが響いたかどうか知らんけど、
相手を助けた形になって流れはDeNAへ。
果たして、2回表。
ポテンヒットに四球に内野安打で、あれよあれよと無死満塁のピンチになる菅野。
そして7番田中俊に初球を犠飛で1点返され、
さらに2死満塁からはまさかの四球で押し出しって。
顔つきも投球内容も神経質になってきた菅野は、
続く3回表にも2塁打と四球で2死1,3塁とされて、
まさか田中俊に同点タイムリー打たれてな。
恩返しされとんなあと感心してる場合やあらへん。
追いつかれてもうたやんけ。
しかし、3回裏。
落ち着きを見せ始めた濵口が1死から連続四球をくれて・・・
大城 勝ち越し1号3ラン!
1回裏に流れを明け渡した張本人が汚名挽回の一発や。
6ー3となって、これで菅野も楽に投げれるやろ。
・・・と、思ったら。
4回表も内野安打やセーフティバントでピンチを背負う菅野。
ここを何とか抑えると、
5回表には今日鬼門の田中俊セーフティバントを見事に処理してな。
このプレーでここまでの色んなもんを断ち切ったと思ったわ。
6回表のDeNAの攻撃も併殺で切り抜け、
その裏代打を出されて、菅野の開幕戦はここで終了。
6回101球8安打3四球3失点。
もう何度目か知らんけど、
開幕試合ってのは菅野をもってしても心の抑えが利かない時が出てくる、
そんな1試合なんやなあと。
それと、今年から多投しはじめたカーブを打たれてたのは、
次への反省点やないかな。
で、4回以降膠着してた試合が一気に動き出す。
7回表、2番手高木がランナーを残して3番手鍵谷に交代。
2死満塁となって、その鍵谷は田中俊に2点タイムリー打たれてな。
クソ腹立つけど、田中俊は巨人戦でどんどん打ってな、
梶谷を獲った巨人を見返してやったらええねん。
とまあ、こんな余裕をかませるのもまだ1点勝ってるから。
ただ、7回裏の攻撃も坂本併殺でしぼんで嫌な予感しかせえへん。
そんな8回表は4番手大竹登場。
このベテランがな、お得意のシュートで3人で片付けてくれた。
宮本コーチも脱帽のピッチングやったわ。
そして、この余勢を駆って8回裏、
1死から丸が2塁打で出て、
ウィーラーがライトフェン直のタイムリー2塁打!
この1点は大きいわ。
7-5で最後は中川。
今年から抑えらしいけど、
この心の優しい中川で大丈夫とは思えんわ。
ま、デラがいないうちは頼るしかないんやろけど。
案の定、中川は1死から四球&2塁打で2,3塁のピンチや。
それでも、続く大和を二直に抑えてツーアウトであと1人。
ここで迎えるは今日4打点の田中俊。
なんと中川と大学同級生やって。
そんな因縁も露知らず、スライダーを逆方向に打ち返されて、
レフト前に2点タイムリーでまさか追いつかれてもうた・・・。
田中俊は今日6打点で菅野の勝ちは消滅。
なんかもう心がモヤモヤしてな。
田中俊をプロテクトしてなかった球団の愚かさと、
中川が抑えでいいのかという疑念が渦巻いて、
正直、9回裏の先頭打者に代打亀井が入った事もうわの空やったわ。
で、3球目を打ちに行った打球音で正気に戻った。
打った亀井は確信してたんやろけど、
オレはもう置いて行かれないよう、ひたすら「いけー!」を連呼。
亀井 1号サヨナラホームラン!!
もうな、いろんなモヤモヤが打球と共に吹き飛んでいったわ。
開幕戦の代打サヨナラホームランは初めてだとか。
オープン戦ではほとんど打ったシーンを見てへんかったから、
完全に油断してたけど、さすがベテランやな。
(坂本が北村のケツに2回ケリを入れてたのは見逃さへんかったぞ!)
劇的な勝利やってんけど、
やっぱり田中俊をプロテクトしてへんかった球団に、
まだモヤモヤしてます。
ほんま見る目無いわ。
G8x-7De