八甲田山に登る

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奥入瀬渓流の宿からR103で約40分。

道中は標高が上がるにつれて紅葉がきれいになっていきました。

 

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9時半頃、酸ヶ湯温泉の公共駐車場に到着。

なかなか肌寒いですな。

奥に見えるのがトイレとインフォメーションセンターです。

準備をして、トイレを済ませてっと。

 

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この辺りは紅葉も絶好調で、

登山しない人もたくさん訪れてました。

ただ、今日もモヤってます。

せっかく1日ずらしたのに、天気はイマイチか。

 

 

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酸ヶ湯温泉から左回りで、仙人岱を経て山頂まで行き、

毛無岱から酸ヶ湯に戻る周回コースを歩きます。

 

 

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9:54

さあ、出発しますか。

 

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最初は整備された道を進みます。

 

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紅葉がキレイやなあ。

これで青空ならもっと映えるのに・・・。

 

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黄色と緑のグラデーションも良いですな。

 

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10分ほど登ると開けた場所に出ました。

立ち枯れた木と紅葉と静寂。

 

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で、途中から未整備の山道になって、

昨日の奥入瀬ランでも随分お見舞いされたドロドロ道になりました。

場所を選んで歩いてたので、なかなか時間がかかります。

 

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ただ、序盤はそんなにキツイ傾斜ではなかったなあ。

 

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歩き始めてから1時間。

周りの景色が一変します。

樹々はなくなり、岩石だらけに。

 

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ここから岩と水の流れる脇を進みます。

気温も下がって風も強く、体感温度はかなり低い。

さすがに手袋とネックウォーマーを装着しました。

 

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ある程度進むと、木道が出てきました。

脇を小川が流れます。

 

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仙人岱ヒュッテへの脇道が出てきました。

 

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トイレに行きたいので寄ってみることに。

2,3分進むと・・・

 

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11:24

仙人岱ヒュッテに着きました。

避難小屋なので営業はしてませんが、中には入れます。

中に入ると休憩してる人が10人ほどいました。

我々も腰を下ろして、10分弱休憩。

雨は降ってないけど、気温は低く風も強いので、

小屋の中で休めることがすごく楽で貴重なものに感じました。

 

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11:37

本道に戻り、山頂を目指します。

 

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ここからは急登です。

 

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やがて、火山らしい赤茶けた石ばかりの風景になります。

 

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鏡沼なんかもありましたが、モヤで全然見えなくて。

そのまま前へ前へ進みます。

 

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12:13

八甲田山系の最高峰大岳山頂に着きました。

着きましたが・・・強風&モヤで視界なし。

そりゃ誰もいませんわ。

うーん、良い天気ならあちこち見えるんでしょうねえ。

岩木山に続き、ここでも眺望は拝めませんでした。

そそくさと下山することに。

 

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下りも結構な急坂です。

 

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こうやって笹や木に覆われると風もマシになってね。

普段ならうっとうしいだけやけど、こういう日は助かります。

 

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12:29

山頂から15分ほどで避難小屋の大岳ヒュッテが出てきました。

昨晩宿でいただいたせんべいを昼ご飯代わりにと、

この中で食べようと思ったのですが、

中はさっきの仙人岱ヒュッテよりも狭く、

すでに足の踏み場もないくらい満員だったので、

断念して先に進むことにしました。

 

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ここからは笹や木に覆われた狭い坂をひたすら下ります。

実はこの写真を撮る数分前、

そろそろ写真が欲しいなとスマホに目をやった瞬間、

浮き石に足を乗っけてしまって滑ってしまい、

転んで、下にあった石の尖がった部分で、

尾てい骨あたりをしこたま痛打してしまいました。

この時はスクッと立って何事もなかったかのように進みましたが、

この後数日間は触ると痛かったなあ。

それでもその数分後にはこうやって撮ってるんやからね。

オレも懲りんわ。

 

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大岳ヒュッテから30分ほどで木道が出てきました。

この辺りから毛無岱なんでしょうか。

モヤってるのでよう分かりません。

 

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それから数分歩いてると、とうとうモヤが晴れた!

ていうか、雲の下に出たのかな。

 

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緑と茶色の雄大な景色が我々を前へ前へと誘います。

木道は徐々に下へ傾斜を増していって・・・

 

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13:38

突如眼下に下毛無岱の全景がバーッと広がりました!

そうこれこれ!

これが見たくてここまで歩いてきたんや!

 

まさに絶景でした。

しかし、後ろでドサッと音がするので振り返ると、

嫁が木道で足を滑らせて転んでました。

少し手前に転倒注意の看板があったように、

この辺りの木道はほんと滑りやすいのです。

実はこの後オレも、平坦な木道なのに足を滑らせてこけかけました。

ほんと注意です。

 

で、しばしこの絶景を眺めてたら、俺にもアクシデント。

こんな良いところでスマホの電池が急激に減って、

そしてゼロに。

冷えたからですかね。

慌ててモバイルバッテリーをつないで起ち上げたら、

50%近くにすぐ復活。どないやねん。

 

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そうこうしてるうちに嫁が先に下って行ったので、

こっちも絶景が名残惜しかったけど。

階段を下りて先へ進みました。

下り切って少し進むと、嫁が待っていて、

後を振り向けと言われました。

 

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うわあ、ここの紅葉もキレイやわ。

 

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この辺りの標高がちょうど紅葉最盛期やったみたい。

 

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毛無岱に別れを告げて、

それでも紅葉を見ながらの楽しい道が続きました。

 

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軽いアップダウンはありましたがほぼ平坦で、

十二分に紅葉を楽しめましたね。

 

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酸ヶ湯温泉が見えてきました。

 

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色鮮やかやなあ。

 

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14:22

酸ヶ湯温泉に到着です。

残念ながら入浴する時間はないのですが、

お客さんは多かったなあ。

で、またここでスマホの電池がゼロに。

モバイルバッテリーにつないで、先に進みます。

 

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14:25

駐車場に帰ってきました。

ちょうど4時間半の行程でしたね。

 

前半は寒いだけで景色も見えず面白くない登山でしたが、

毛無岱からの絶景や紅葉で十分報われました。

終わってみれば良い登山やったなあ。

 

トイレ前の靴洗い場で軽く泥を落とし、

帰る準備をして、駐車場を後にしました。

 

 

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そのまま紅葉の名所城ヶ倉大橋にも行ってみましたが、

ここはまだ全然紅葉してませんでした。

 

さあ、今晩の宿は八幡平。

高速に乗って急がねば!