3か月遅れでとうとう今日からプロ野球が開幕します。
オープン戦が3月頭でなくなったからというもの、
本来なら開幕してるはずの時期を過ぎても野球のない日々。
なんかもう、ないのが普通になりかけてたところで、
6月に入って無観客とはいえ練習試合が始まってな。
少し盛り上がりに欠ける部分はあるけどな、
ああやっぱり野球は面白いなあと。
そして今日、120試合と短縮されながらも、
なんとかシーズンが始まります。
異例の形なので何がどうなるか予想もつかへんけど、
無事に最後まで行われることを祈りながら、
応援していこかなあと思ってます。
さて、開幕スタメンを見て、まずはニンマリ。
2番ショート坂本。
出るからには100%を期待すんで!
あとは1番に吉川尚が。
今年こそは完走してくれ。
5番は結局亀井かいな。
いつまで亀井に頼るつもり?
期待の新外人パーラが7番。
いずれ適応してくれると思う。
オープン戦や練習試合で調子のよかった中島が6番。
ま、最初はベテランの力を借りましょか。
そして・・・開幕投手は3年連続6度目のこの人
菅野 今年は頼むで!!
その菅野の立ち上がり、
マイナーチェンジしたフォームから投げ込まれるストレートは、
ほとんどが威力十分の150km越え。
変化球のキレも申し分ないし、
去年腰痛で苦しんでたのがウソのようなピッチングでな。
初回、2回と三者凡退に抑えて、
そして3回表も2人抑えて、オレも安心しきっとったわ。
だから目を離してたら、ピッチャーの西の打球はレフトポールの網に直撃。
おいおい、マジかいな。
ピッチャーに先制ホームラン打たれてもうたで。
なんか空気が重たくなってもうてんけど、
それでも打線が4回裏2死から、
岡本歩いて、亀井が2塁打で繋いで2,3塁から、
中島の内野安打で追いついた時には、
よしいける!と思ったわ。
が、続く5回表。
菅野は1死2塁からまた西にタイムリー打たれてな。
いや、そら相手投手に打たれる時もあるわいな。
だけど、2打席連続で打たれて失点に繋がったら、
何しとんねんって話になるやろ。
せっかくそれ以外はほぼほぼ抑えてるのにな。
で、結局菅野は7回を投げて降板。
107球6安打8奪三振2失点。
最後までストレートは150kmを越えてたから、
今年は期待できると思うけど、
今日はほんまにもったいなかったわ。
1点が重い展開。
阪神は7回裏から継投策で左の岩崎登場や。
ここで巨人も右の代打石川投入。
その石川が改心のライト前ヒットで塁に出る。
代走増田大をプロ初打席の湯浅がきっちり送って、
絵にかいたような1死2塁や。
ここで打席には1番に戻って吉川尚。
このチャンスで力のある左投手相手に、
左の吉川尚がどんなバッティングができるのか?
それだけが興味の焦点やった・・・。
吉川尚 逆転1号2ラン!!
いやあ、恐れ入った。
思わずガッツポーズが出たし、涙腺が緩みかけたわ。
おまえ、こんなバッティングできるんや!
難しいインコースのストレートを腕をたたんでコンパクトに振り抜く。
打球は文句なしのライトスタンド一直線やったわ。
興奮が冷めやらぬまま、8回表に入って巨人も継投。
2番手は中川や。
7回裏の阪神の継投失敗をなぞることだけが心配やったけど、
ここは見事3人でピシャリ。
そして、最後はデラロサ。
いきなりマルテにヒット許すも、
ボーアを併殺に打ち取り、福留を見逃し三振に斬って取ってな。
よっしゃ!なんとか開幕戦を勝利で飾ったわ。
開幕戦勝利で巨人は通算6000勝を飾る。
過去から積み重ねてきた数字を、
未来を担うべき選手の活躍でまたひとつの区切りにたどり着いた。
その活躍はエースの悔いを洗い流してくれただけではなく、
前代未聞のシーズン開幕戦で爽快な勝利をもたらしてくれたわ。
さあ、吉川尚よ。
今年こそはシーズンを完走して結果を出してくれ。
坂本に代わるキャプテンはお前しかおらんのやから。
で・・・吉川尚のヒーローインタビューはないの?
G3-2T