白山室堂の宿泊受付は13時からでした。
色々調べてると、早まる時もあるみたいでしたが、
混雑状況によるのでしょうか?
室堂の施設のレイアウトはこんな感じです。
黄色い色で示されてる建物で室堂センターってのがいわゆるビジターセンターで、
ここでは登山に関する情報が提供されてるのはもちろん、
宿泊受付や夕食朝食もこの建物でした。
そしてピンク色が宿泊施設。
右手の白山荘ってのは自炊する人専用だそうで。
しない我々は左手一番下の御前荘というところに宿泊でした。
ちなみに左手の3つは裏にある渡り廊下でつながってます。
ビジターセンターに入るとこんな感じ。
右手に見えるのが受付です。
受付の手前を右奥に行くと食堂や売店がありました。
センターを抜けると、目の前に御前峰がドーン!
センターを抜けて左手に行くと水場がありました。
今回暑くなりそうだったので、
水場の存在とその水が飲めるかどうかが心配でしたが、
問題なしでした。
ただ、水は貴重です。大事に使いましょう。
さて、我々は12時50分くらいからビジターセンター内で待機して、
受付が始まるのを首を長くして待ってました。
で、受付時には用紙に所定の事項を記入して提出しないといけません。
名前とか住所とかね。
で、先に書いておこうと思ったのですが、
サンプルはあるものの、その紙がありません。
結局何もしないまま、ただボーっと待ってました。
そのうちしびれを切らした人が受付に聞きに行きますが、
頑なに13時まで動きはなし。
そして、13時を回ったころにようやく小屋の人が記入用紙を机に置きました。
さっさと所定の事項を書いて、受付へ。
1泊2食付きで一人9000円を支払うと、センター内で少し待つように言われます。
そのうち、名前が呼ばれて小屋のお兄さん先頭に宿泊施設へ案内されました。
先述の通り、御前荘へ案内されました。
中に入ると、靴箱があります。
紙に名前を書いて、自分のところの洗濯ばさみに挟むように言われました。
奥には各部屋が両サイドに並んでます。
我々は右手前の7号室でした。
写真はないのですが、部屋はいわゆる蚕部屋。
入ると左右両サイドに上段下段の寝床があります。
各段は10人分くらいやったかな。
で、敷布団を見ると、とにかく1人分の幅が狭い!
これマックスやったら寝返り打てんやろ!くらいの幅でした。
だから、お兄さんに今日の予約状況を聞いてみました。
すると今日は100人くらいだとのこと。
満館で予約が不可になってた昨日は600人はいたそうです。地獄絵図ですな。
我々は入り口近くの下段2人分を割り当てられました。
隣は壁だから気は使わないし、
今日の人数なら詰め込まれることもないでしょうとお兄さん。
それを信じていたのですが、結局この後真横に年配ご夫婦が割り当てられることに。
ショックでしたが、その後は人があまり来なかったので、
年配夫婦は布団をずらして離れてくれました。ラッキー!
各宿泊施設の裏には渡り廊下沿いに水場があります。
トイレも3つの宿泊施設共通のものがあり、
誰でも使えるビジターセンターの近くにあったトイレと違って、
まだきれいでした。
ま、もちろん山小屋スタンダードはありますが。
で、水場やトイレは置いてあるつっかけを履いて行くことができます。
しかしこのつっかけ、ビジターセンターへ履いて行くことは禁止されてました。
だからご飯を食べたりテラスでのんびりする時は、
わざわざ自分の登山靴を履かねばなりません。
ああ、サンダルでも持ってくればよかったなあと。
さっきと同じ写真を使いますが、廊下の奥が渡り廊下につながります。
そこにつっかけがたくさん置かれてました。
で、写真左手前の半分だけ写ってる部屋が女子更衣室、
その次の部屋が乾燥室となってました。
お池めぐりでまた汗だくになった我々。
嫁は女子更衣室で着替えると。
で、オレは?
これは差別なのか?
それとも男なんやからその辺で着替えろと?
いや、オレはかまへんけど、他の人が気にするやん!
仕方ないので部屋内の誰もいない上段に着替えを持っていき、
そこで着替えました。
もちろんパンツまですべて。
向かいの下段にはおばさんもおったりして、
上段にいるといっても全然見えてしまうのですが、
そんなこと知ったこっちゃねえわ。
さて次は着替えて汗だくになったズボンやタオルを乾燥室で乾かそうかと。
中に入ると、もう所狭しと干されてます。
乾燥機が稼働してはいたけど、こんなに密集してたら乾かんかもなあ、
でもしゃあないなあと干し始めたら、履いてた靴下がなんか冷たい。
ん?水たまり?なにこれ?
なんとアホなやつがタオルや帽子、シャツを水で洗って、
ちゃんと絞らずに干してるもんやから床に水が滴ってたまってるやないか!!
なんかもう腹立って干すのもやめて、
ビジターセンターのテラスに行って、日当たりのいい柵に干してやりましたわ。
ズボンもタオルも靴下も。
石を置いて風で飛ばんようにしてね。
ほんまよう乾きましたわ、ははは。
さて、やることやって夕食までは干したものを監視しながら、
テラスでのんびり。
まだまだ日差しがキツいです。
受付時にもらった食事券。
我々は受付が早かったので17時からの回でした。
ただ、よく見てみると20分しかないん?
ま、宿泊客が多かったら厳守させられるのかもしれませんが、
今日は17時20分からの回の人が来たところでまだまだ空席はたくさんあり、
それもあってか急かされることはありませんでした。
食堂はなかなか広い。
食事時間の前には小屋の人たちがせっせと掃除してくれて清潔でしたね。
17時、さっそく食べに行きました。
まずお盆を確保し、次々料理を取っていくパターン。
メインはチキンか魚で選べましたが、もちろんチキンで。
ご飯とみそ汁はお代わりできるとの事でした。
ま、山小屋スタンダードな晩ご飯でしょう。
窓際の席をキープした後、一度食堂を出て売店で生ビールを購入。
800円也。
高いけど、めっちゃ美味かった~♪
ちなみにここ室堂では、ごみはすべて各自で持って下りなくてはなりません。
もちろんこのカップもです。
売店横には持って下りやすくするために缶をつぶす器具も設置してました。
食べ終わった後、さらに日本酒を購入。
持参した柿ピーをアテにチビチビ飲みながら雑誌を読んだり。
これでコテンと寝れるでしょう。
19時過ぎ、歯磨きやトイレを済ませ寝床へ。
で、19時半にはもう寝入ってしまいました。
朝も早かったし疲れてたんでしょうなあ。
で、次に目が覚めたのが午前1時半。
それからも目が覚めてはその都度寝てしまって。
ただ、3時を過ぎたくらいからまわりがごそごそし始めてね。
みんな山頂でご来光なんやなあ。
さすがに寝れなくなってきました。
挙句の果てに3時半を回ったころだったか、太鼓が鳴り始めました。
耳栓してても聞こえるくらいな大きい音。
ここでは日の出の1時間前くらいに太鼓が鳴るそうです。
山頂に行かない人には有難迷惑かも。
4時過ぎ、思い切って起きて顔を洗ったりトイレに行ったり。
そして、靴を履いて外に出てみました。
山頂に向かう人のヘッドランプがチラチラ光ってます。
外は長Tシャツでちょっと寒いくらいの気温。
風があるからなあ。
でも暇なので山頂には行かないけど、
展望台でご来光を見るかと。
行ってみると、今日は右に御嶽と左に乗鞍が雲から頭を出してます。
この後富士山も見えたような・・・。
しかし、待っても待っても太陽は上がってきません。
雲が邪魔してるのか?それともここからは見えないのか?
そのうち、山頂からは万歳三唱が聞こえてきました。
ああ、山頂の人たちは今見えたんだなと。
オレも30分近く待ちましたがあきらめて戻りました。
朝日に映える別山。きれいでした。
5時半から朝食。
これまた山小屋スタンダードですな。
ただ、ご飯でお腹いっぱいになってパンはお持ち帰りにさせてもらいました。
準備を済ませて、さあ下山にかかるか!