去年の夏、自分の耳のトラブルで断念した白山登山。
今年こそはと、山小屋も前泊のホテルも予約して、
万全の体制で前日を迎えたのに、
どうにも天候が思わしくない。
梅雨明けしたのにな・・・。
てことで、今年も急遽予定を変更。
まだ天候がマシな百名山を探してみる。
甲斐駒も考えたけど、
で、どこにあるん??
昨日早朝からリサーチ開始。
なるほど・・・長野と山梨の県境にあるんやね。
ルートを考えて、1泊2日で金峰山小屋に泊まるので、
早速小屋に連絡・・・宿泊OKっと。
あとは後泊で松本に泊まるとして、ホテル探して、これもOK。
ついでに居酒屋も予約して・・・
そんなこんなでほぼ丸一日パソコンの前にいたなあ。
てなわけで、今日の朝5時過ぎに出発。
道中は向かえば向かうほど雲行きが怪しくなってきて。
長坂ICから下りて、あとは下道。
瑞牆山荘近くの駐車場には10時半頃無事到着しました。
まず、車の多さにびっくり!
今日は日曜日。
昨日から登ってるのか、今朝から登ってるのか、
いずれにせよこの雨の中やのにね。
そう、着いたら雨降ってました。
せっかく予定変更して来たのに、ここも雨でしたわ。がっくし・・・。
ま、それでもせっかく来たんやし、
山小屋は予約してるしで、
仕方なくレインウェアを上下着込んで登ることに。
久しぶりに雨の登山やなあ。
さて、今回のルートはこんな感じです。
まず今日は金峰山へ向かって、山頂を踏んだ後に小屋で1泊。
(緑ライン)
明日は小屋から一度富士見平小屋まで同じルートを戻って、
そこから瑞牆山をピストンして帰る。
(橙ライン)
どっちを先に登るか思案しましたが、
初日は長距離運転もあるしで短い行程にしてみました。
ちなみに・・・
両方とも信仰の山であり、岩の山。
とりわけ瑞牆山は独特の岩峰を持ってます。
百名山ですが、関西人の我々にはほとんどなじみのない山ですね。
11:05
では、仕方ないけど出発しましょうか。
鬱蒼としたコメツガの森を歩きます。
カッパ着てても、気温がそんなに高くないので、
うっとうしくはなかったなあ。
圧倒的に下ってくる人が多かったのですが、
そのほとんどがカッパを着てません。
まあ木々が傘代わりにはなってますけど、
それでも多少は濡れるはずなのに・・・。
これはもしかして、上に行けばやんでるのかも??
11:44
40分ほどで富士見平小屋に着きました。
まだ小雨は降ってます。
立ち止まって5分ほど休憩しました。
我々は金峰山方面へ。
ひたすらコメツガの森を進みます。
急登したと思えば平坦になったり。
景色は何も見えないので、精神的に辛くなってきました。
12:41
大日小屋を見下ろします。
すれ違ったおっちゃんが「廃墟やわ」って言ってました。
避難小屋としても機能してないのでしょうか?
この少し上に広いスペースがあって、そこでしばし休憩。
雨がやんできたので、カッパを脱ごうとしたら、
また降ってきやがんの。
もうしばらく着ることにしました。
13:13
クサリ場が出てきたと思ったら、その上に大日岩登場。
記憶にあるのはゴロゴロした岩とコメツガの根っこだけ。
ただただ進むだけ。
面白くないし、辛いだけ。
14:25
砂払ノ頭に着きました。
とうとう視界が開けたぞーー!!
ここでカッパも脱ぎました。
ここからはゴツい岩が続く稜線歩き。
ちょっとは気が晴れました。
モヤで分からなかったけど、案外切り立ったところを歩いてたんやねえ。
モヤが晴れて一瞬富士山が見えたときは、今日一番テンションが上がりました。
14:53
山頂方面と小屋方面の分岐点に来ました。
この時点で嫁がかなり疲れてたこと、
そして山頂に行ってもモヤで景色は見れないだろうこと、
なので山頂は明日にして、とりあえず小屋を目指しました。
またまた森の中に逆戻り。
割と平坦だったのが救いでした。
下の方では終わってたシャクナゲの花がこの辺ではまだまだ残ってましたね。
変な岩が出てきました。
四丈半岩って言うらしいんですけど、
このあたりを右に回り込むと・・・
15:08
金峰山小屋に着きましたー!
ああ、疲れた~。
小屋に入ってチェックイン。
そこで小屋のお兄さんに「山頂行ってきた?」って聞かれました。
「明日にしようかなあと思ってるんですよ。」と答えると、
「明日の天気も微妙だし、ご飯まで時間があるから行ってきたら?」と勧められてしまいました。
行って帰って1時間くらいらしいので、
荷物を置いて行ってみることにしました。
明日の行程も短縮できるしね。
15:38
最小限の荷物を持って出発!
すぐ出てくる分岐を山頂方向に。
ハイマツの中をひたすら登ります。
背後には明日登る瑞牆山。
雲に隠れて見えませんけど。
15:57
20分ほどで山頂に着きました。
相変わらずモヤの中で、時折富士山がサラッと見えるだけ。
残念・・・。
山頂のすぐそばにある五丈石。
金峰山のシンボルですな。
これに登ろうとする人もいるらしいです。
景色も見れないし、強風だし、
そうそうに小屋へ下りました。