こないだの日曜日。
センバツの初日で履正社と智弁学園が勝ち上がったのを見届けて、
改めて組み合わせ表を見た。
ちょうど仕事休みやし、久々に行ってみるか!
てことで、翌月曜にコンビニで1塁側の特別自由席をゲットして、
楽しみにしてたんやけどね。
次の日の火曜日。
朝から雨が降ってまさかの全試合順延。
1日ずつ日程がずれて、見たかった3試合は土曜日になってしまいました・・・。
ただ、雨が降って順延になることは一応想定内でもあって、
残念は残念やけど、その代わりに見れるのが早実VS明徳。
そう、プロ注目の清宮が生で見れると。
ほんとは関西勢3試合が見たかったんやけど、
せっかくチケット取ったし、清宮見れるしで、
朝から甲子園に行って来ました。
前に高校野球を見たのが、たぶん中学生の時やったと思う。
実に30年以上ぶりの観戦でした。
朝8時前、甲子園に到着。
当日券を求める人たちが長蛇の列を作ってました。
我々と同じく前売り券を持ってる人たちも、
それはそれで良い席を押さえようと開門待ちの長蛇の列。
でも着いてすぐの8時に開門されて、割とすんなり入場できました。
1塁ベンチ近くの前から9列目あたりの通路側をゲット!
甲子園でこんなに前で試合を見るのは初めてかも。
テーブルも付いてるしね。
ただ後から思ったのは、フェンスが邪魔でちょっと見にくいなと。
今日の3試合はこんな感じ。
どれもどっちが勝っても良い、思い入れ無しの組み合わせ。
一応、3試合目は見ないで帰るつもり。
朝はまだちょっと肌寒かったけど、
真正面から日差しを受けながら第1試合開始。
序盤にお互い1点ずつ取って、そこから完全に膠着状態に。
どっちの投手もそんなにすごいとは思わなかったけどねえ。
淡々と進んでいって1時間半も経たないうちに最終回を迎えました。
9回表、神戸国際大付はあっさり三者凡退。
こりゃ延長戦かなあ。
しかし、9回裏。
東海大福岡の先頭打者がいきなり四球を選ぶ。
負けたいんか、神戸・・・
と思ったら、福岡の次打者がバント失敗やって。
どっちもどっちやなあ。
福岡は次の打者も送りバント。
これを神戸の捕手が2塁へ投げてセーフ。
ああ、何やってんだか。
それでも、神戸の投手は続く打者をショートゴロに。
6-4-3。
併殺で延長戦かぁ・・・と思いきや、
セカンドが1塁へ悪送球。
ファーストが逸らす間に2塁ランナー帰ってきて、
東海大福岡サヨナラ勝ちやって。
僅差の試合やっただけに、最後はなんかグダグダで残念でした。
神戸の選手、気の毒やったなあ。
清宮が出てきて、写真を撮りたい人がベンチ付近に大挙押し寄せます。
こっちはそんなのお構いなしにビール飲んじゃいます。
さて、第2試合。
1回表1死1塁で、いきなり3番清宮登場。
ハッと見たら、もうセンター右にヒット。
打球速すぎ!
でも、このピンチを併殺で切り抜けた明徳は、
その裏、早実の背番号11の投手から3点先制しました。
ていうか、早実なぜエースを出さない?
だけど先発の新2年生投手がフラフラで、
その裏とうとうエースが出てきました。
その後の清宮は第2打席にあわやのセンターフライ、
第3打席はかなり高く打ち上がったファールフライと結果が出ません。
試合は動かないまま終盤へ。
これで一発でも追いつける点差になって、8回表清宮の第4打席。
インパクトの瞬間、ちょうど売り子さんが通りがかって見れなかったけど、
打球はレフト方向へ高く舞い上がって・・・
ああ、フェンスに届かず。
逆にその裏、明徳の攻撃。
ここまで3四球と、そのがたいの良さに相手投手が勝負してくれない新2年生4番合谷。
最初見た時から当たれば飛ぶやろなあと思ってたけどね。
左中間スタンドに大きな一発!
これで2点差。
8割方明徳で決まりやなとここでは思いました。
9回表、早実最後の攻撃は7番から。
清宮まで回すためには少なくとも3人はランナーを出さねばなりません。
ちょっと難しいかなあ。
が、7番バッターがいきなりフェンス直撃の2塁打。
続く代打の選手がライトへ渋くヒットで繋いでね。
無死1,3塁として今日2打点の9番野田。
ただ、併殺崩れの間に1点返すだけに終わって、
次の打者もファールフライ。
2死1塁。
後がなくなった。
最後の打者になるか、2番。
ああ、投手前のゴロ。
ピッチャーはじく!
でも、球を追いかけて、取って投げたら1塁間に合う。
冷静に、ボールをつかんで・・・
うわあ、焦ってボールが手に付かない!
1塁セーフ!清宮まで回ったぞ!
甲子園大盛り上がり!
異様な雰囲気の中で清宮に5回目の出番が来た!
いやあ、こんな場面で清宮にまともに勝負できるわけがない。
明徳ピッチャーの気持ち、よう分かるわ。
結局四球で歩かされる。
ていうか、自分で決めようとイレ込まずに、
あくまでも冷静に4番に回した清宮も良し。
2死満塁。
さあ4番の野村も新2年生ながら強打者。
ここも四球を選んで、とうとう早実追いつきました!
いやはや、ビックリですな。
勢いの付いた早実は、延長戦に入って10回表。
9番野田が今日3本目のタイムリーを打ってとうとう勝ち越す。
その裏、2死から死球に暴投で明徳に同点のチャンスが訪れるも、
次打者がショートゴロで万事休す。
辛くも早実勝利となったのでした。
それにしても、9回表の早実の攻撃は手に汗握りましたね。
清宮が初戦で甲子園を去る残念な気持ちと、
これが現実なのだという思いと、
まさか清宮まで打順が回るのかという期待と、
明徳の投手の痛いほど伝わってくる不安感と、
その他色んな思いが頭の中を交錯してました。
やっぱ野球っておもろいわ。
と同時に、清宮もってるなあと感じました。
なんかこの試合でもうお腹いっぱい。
十分満足して、ここで球場を後にしたのでした。
またチャンスがあったら足を運びたいですな。