御在所岳登山(中道~山頂~一ノ谷新道)

来週からのアルプス登山に向けて、足馴らしをしておこうかと。

最初は八経ヶ岳を狙ってたんやけど、

なんか台風の影響で道が通行止めになってるとか。

それじゃあと目標再設定。

結局、三重県滋賀県の県境にある鈴鹿山脈御在所岳に向かうことにしました。

 

実は以前この山に行ったことはあってね。

調べてみたら16年前。

この時はロープウェイを使って山頂まで行ったので、

実質登るのは今日が初めてでした。

 

 

さて、今日は3連休の真ん中の日。

しかも昨日と違い、晴天必至。

これは登山客も多いだろうと。

なので、4時に起きて4時半過ぎには出発。

甲賀土山ICで降りて、鈴鹿スカイラインで峠を越える。

峠のトンネルを越えたあたりから道路脇に駐車場が何か所かありました。

しかし、どこもほぼ満車!?

こ、これはヤバいかも。

 

狙ってた中道登山口のすぐ下にある駐車場に着いて愕然としました。

満車どころか道路の路肩にまで何台か停めてる始末。

ありゃあ、これはマズい。

でもまだ6時半やで!?

 

ここまで峠から下ってきた記憶を呼び戻します。

一番近いところで車を置けるスペースはどこだったっけ・・・。

Uターンしてスペースを探します。

お!一ノ谷新道の登山口に一台分だけ横向きのスペースが空いてる!

 

 

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いやあ、ラッキーでした。

しかも今日はこの一ノ谷新道から下ってくる予定で、

登ろうとしてた中道登山口もすぐ近く。

向こうの売店にはトイレもあったし。

いいとこ空いてましたわ。

それにしても、これほどまで人気のある山とはなあ。

 

 

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ルートはこんな感じ。

登り2時間、下り1時間半くらいが標準でしょうかね。

 

 

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6:56

準備を整えて中道の登山口から登り始めました。

空気はひんやり、でも日差しはキツかったなあ。

 

 

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最初から花崗岩の急登。

なかなか呼吸が整いません。

予想通り、このルートからの登山客は多く、

小さな子供を連れたファミリーもいて、何度か渋滞するハメに。

いや、自己責任やからええんやけど、

3つ4つくらいの女の子を連れてくるほど軽い登山道ではないと、

個人的には思うんやけどね。

 

途中で下ってきたおっちゃんが「うわあ、数珠繋ぎやなあ」と。

この上も人多かったですか?って尋ねたら、

「多いよ!登ってくる人を捌くのに難儀したわ」とのこと。

先が思いやられます。

 

 

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奇岩地帯に。

ここまで来るとだいぶ客がばらけてきました。

 

 

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7:23 

おばれ岩。

微妙な感じで安定してます。

 

 

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木々の間から山頂が望めます。

ロープウェイの白い鉄柱、青空、そして緑。

紅葉の季節にはもっときれいな景色になるんやろね。

 

 

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おばれ岩から進むこと10分ちょっと。

お、これは有名なアレですかね?

 

 

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7:39

地蔵岩。

御在所岳のシンボル的存在です。

なんでこれがこうなって、そしてどう安定してるのか。

考えても仕方ないけど、考えてしまいます。

 

 

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地蔵岩の向こうには濃尾平野や伊勢湾、

そして名古屋の高層ビルがシルエットで見えます。

逆光じゃなかったらもっとよく見えるんやろけどね。 

 

 

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この後もひたすら急坂です。 

 

 

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7:47

6合目キレット

キレットやというても、さあどれだけのもんやろか?

岩を回りこんでみると・・・

 

 

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おおお、結構切れとるね。

鎖もついてるし、結構ガケを下らされます。

これ、小さな子供無理ちゃうん?

 

 

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その後もまだまだ登らされるのみ。 

 

 

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8:00

7合目かもしか広場。

景色が良さそうでしたが、先客がいたのでスルー。 

 

 

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実は昨日30km走ったのもあって、

この時点ですでにお尻や太ももの筋肉にかなり疲労感があってね。

暑さも手伝って、いつもなら先に嫁がボヤきだすのに、

今日はこっちが先に弱音を吐いてしまってました。

 

 

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この後も鎖場やハシゴが何度か。

 

 

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岩場も何度か。

 

 

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8:14

8合目岩峰。 

 

 

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その名の通り、大きな岩がたくさん。

 

 

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そして、ここでもクサリでガッツリ下らされます。

 

 

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さらに登ります。

ああもうしんどいわ。 

 

 

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8:30

富士見岩。

ここでようやく腰を下ろして、少し休憩しました。

いやあ、いい景色です。

その名の通り、条件が合えば富士山も見えるようですが。 

 

 

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南を見れば格好いい形の鎌ヶ岳。

その手前の屏風岩の上に人が!

ようあんなとこ登るわ。 

 

 

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富士見岩から戻ると分岐があります。

本来なら右へ進むべきなんでしょうが、

なんとなく左へ。 

 

 

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朝陽台広場に出ました。

右手に見える変な球体は雨量レーダーだそうで。

直下にはロープウェイの駅もあります。

まだ朝早くてロープウェイも営業前だからか閑散としてました。

 

 

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展望台からは乗鞍か御嶽かってシルエットが見えたような。

 

 

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さて、正規のルートに戻って山頂を目指します。 

 

 

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山頂付近はスキー場になってます。

ていうか、こんなところにも雪積もるんやね。

 

 

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スキーハウスの横を通って進みます。

思えば登山口から木々の間を抜け、岩を乗り越えしてきたのに、

最後の最後でこんな近代的な場所を通って山頂に向かうってのも、

なんだかなあって感じでした。 

 

 

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ゲレンデを登っていくと・・・

 

 

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着いたー!

 

 

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8:59

御在所岳山頂です。

いやあ、かなり疲れました。

 

ここでベンチに座りザックを下ろして、15分ほど休憩しました。

相変わらず日差しはキツいけど、風が涼しくて気持ちよかったなあ。

 

 

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9:15

下山開始。

今度はゲレンデを通らずに別の道でスキーハウスまで戻ります。

 

 

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スキーハウスを少し進むと、一ノ谷新道の入り口がありました。

表示には「中級者以上」と書かれてます。

行ってみましょう。 

 

 

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いきなり鬱蒼とした急坂が出てきます。

この後も岩だらけの急な斜面があったりで、

滑落注意ってのはその辺の事なんでしょうか。

 

下ってると、前をゆっくりゆっくり下りている人に出会いました。

正直、進みが遅くてたびたびこちらが待たなくてはいけない状況に。

ある程度岩を下って、ようやく避けたくれた時に顔を見たら、

これが結構なおばあちゃんでね。

「84歳なのよ~ほほほ」だって。

かなりの回数この山を登って慣れてるから大丈夫なんだそうで。

すごいねえ。 

 

 

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白い鉄柱に赤いロープウェイがきれいですな。

しかし、このルート。

尾根道ながら中道と違ってほとんど展望はありませんでした。

 

 

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見晴し台からの展望も見事でしたが、

カップルがイチャついてたので、そそくさと元の道へ。 

 

 

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ひたすら樹林帯の中の急坂を下っていきます。

木の根っこに注意!

そういやこっちのルートは人少なかったなあ。

 

 

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ここの下りではあまりにも急坂すぎて、

まわりの木を手で支えながら下っていきました。

いろんな木に感謝です。

 

 

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長い下りもようやくフィニッシュ!

 

 

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10:55

ゴールに到着しました。

 

 

足馴らしといいながら、

馴らしにはならないくらいハードな御在所岳でした。

疲れたけど、見どころもあったし、

なかなか面白い山でしたね。