予定変更!鏡平経由で下山

f:id:gchanchan:20171009111155j:plain

6時50分、笠ヶ岳山荘を後にしました。

あたりはモヤってて、ご来光もなし。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111204j:plain

昨日歩いた道を笠新道分岐まで戻り、そこからは昨日とは違う双六岳方面に。

 

多くの登山客は笠新道方面へ下りていきました。

今日下山する気なら笠新道を下りた方が、

もしかしたら雨に当たらないで下りれるかもしれません。

でも、まだ自分の中では下山するかしないか半々の気持ちだったし、

何より昨日ヘトヘトで登ってきた笠新道を下りる気になりませんでした。

なので、とりあえず双六方面へと向かいました。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111217j:plain

天気はイマイチでしたが、

それでもあちこち景色を見ながらの楽しい稜線歩き。

しかもほとんど人もいません。

ただ、このあたりから雨がぱらつき始めました。

降り出し早いわ。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111230j:plain

結局、笠ヶ岳のてっぺんは終始モヤに包まれたまま、さようなら~。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111249j:plain

このルート、弓折乗越までは正直楽しい稜線歩きだと思ってました。

が、目の前にピークが現れて、

しかも道はその頂上へと続いてるみたいです。

えええ、また山に登らなアカンの??

 

 

f:id:gchanchan:20171009111303j:plain

秩父平をガッツリ下ります。

このあたりで雨は本降りに。

ここで今日の下山を決意しました。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111324j:plain

大ノマ岳を登ります。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111337j:plain

登り切って、山頂を横目に大ノマ岳を今度は下ります。

すると、またピークが!

もうひと山登るのか・・・。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111350j:plain

弓折岳を登ります。

短時間で登れますが、結構急登でした。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111400j:plain

登ってる途中で下を見る。

紅葉と緑のグラデーションがきれいでした。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111416j:plain

弓折岳を登り切って、またもや山頂には行かずに先へ進みます。

槍がくっきりと見え始めました。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111432j:plain

10時49分。

笠ヶ岳山荘から4時間でようやく弓折乗越に着きました!

昨日の疲れも残ってるせいか、かなりの疲労感やったなあ。

雨が降る中でしたが、ここでしばし休憩タイム。

おにぎりを食べてた三俣から来たらしいソロのお姉さんと少しばかり話しました。

話しながら、何となく下の方に目をやれば・・・

 

 

f:id:gchanchan:20171009111447j:plain

あ、鏡平見えてるやん!

しかもすんごい紅葉やわ!

 

 

f:id:gchanchan:20171009111501j:plain

本来の予定なら弓折乗越からさらに双六方面へ向かうはずでしたが、

下山を決意した我々はお姉さんに別れを告げて鏡平方面へ下っていきました。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111511j:plain

結構急な下りを歩くこと40分足らずで・・・

 

 

f:id:gchanchan:20171009111524j:plain

11時33分。

鏡平山荘に到着しました。

本来なら双六岳を登って帰ってきて宿泊するはずだった小屋。

泊まらないけど、お昼ご飯だけいただこうかと。

雨が降ってたので外で食べれないし・・・と思ってたら、

カッパを脱いで食堂で食べても良いよとの事でした。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111536j:plain

弓折乗越で出会ったお姉さんオススメのラーメンをいただきました。

シンプルな中華そばでしたけど、美味しかったしぬくもったなあ。

 

食べ終わって、振り返ったらあらビックリ!

後ろのテーブルでそのお姉さんがカレー食べてました。

さっきもおにぎり食べてたのにね。

 

小屋を出ようとしてたら、年配夫婦が小屋のご主人さんと話してました。

年配夫婦は今日ここに泊まって明日下山するらしいのですが、

この雨で下山途中の沢が増水する可能性があるようで、

明日もし渡渉に危険が伴う場合は下山を見合わせてもらうこともあるよとか、

そんな事を小屋のご主人さんから言われてました。

それを聞いて、ああ今日下山は正解だったなあと。

 

結局、昼食も含めて40分ほど小屋で休憩して、

再び歩き始めました。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111549j:plain

鏡池越しの槍。

いろんなところでおなじみのアングルです。

残念ながら逆さ槍は池に現れませんでしたが・・・。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111600j:plain

雨が降る中、どんどん下っていきます。

槍ともお別れ~。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111611j:plain

シシウドが原、イタドリが原、そしてチボ岩・・・。

小池新道をどんどん下っていきました。

とにかく単調な下りで、しかも朝から歩き始めてすでに7時間近く経過。

標高が下がってきて気温が上がり、

カッパを着てるのもどんどんうっとうしくなってきてね。

肉体的にも精神的にも辛くて辛くて、

人がいないことをいいことに歌を歌って気を紛らせたりしてました。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111624j:plain

鏡平から1時間半。

遠かった秩父沢出合にようやくたどり着きました。

この時点では沢はそんなに増水してませんでしたが、

翌朝はどうだったんでしょうかねえ。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111636j:plain

一度は別れた沢と再び出会います。

もう少しの辛抱だ!

 

 

f:id:gchanchan:20171009111651j:plain

14時33分。

小池新道入り口に到着。

ここで思いました。

昨日の笠新道を登るのもしんどかったけど、

今日の鏡平経由で笠ヶ岳に登ることを考えたら、

笠新道の方がよっぽどマシやなあと。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111701j:plain

ここまでくれば後は平坦な道になりました。

平坦だからでしょうか、

足も軽やかに動き出して、歩くスピードが速くなりました。

そして・・・

 

 

f:id:gchanchan:20171009111716j:plain

もはやなつかしのわさび平小屋に帰ってきました!

 

 

f:id:gchanchan:20171009111725j:plain

ほんとはビールが飲みたかったのですが、

この後、車の運転があるからねえ。

でも、コーラも美味しかった!

 

 

f:id:gchanchan:20171009111736j:plain

この山旅3度目の笠新道登山口を通り過ぎて・・・。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111746j:plain

とうとう新穂高の登山センターに戻ってきました。

 

 

f:id:gchanchan:20171009111756j:plain

16時14分。

歩き始めて9時間20分で、

ずいぶん車の減った駐車場に帰ってきました。

ほんとおつかれさん!

しんどかったけど、笠ヶ岳は想像以上に良い山でした。

双六岳はまたそのうちに行くとしましょうか。

 

出発の準備をして、今宵の宿を調べ始める。

新穂高から近くてビジネスホテルがあるような街となると、

一番近いのは高山かなあとホテルを調べ始めたんですが、

良いのがなくてねえ。

結局、その次に近い松本まで行くことにしました。

今年は夏の登山後に泊まり、

そして今月末には諏訪湖ハーフでも泊まるのにね。

ま、居酒屋選びに困らない街だし、まあいいっか。

 

そんなこんなで、雨の中松本まで車を走らせたのでした。

最後に今回の山行を記しておきます。

 

f:id:gchanchan:20171009131314j:plain