民宿 品野@福井県越前

 

スキージャム勝山を後にして、1時間半ほど越前海岸へと車を走らせる・・・。

 

 

 

 

今回、福井に来たのは初滑りももちろんありますが、

久々にカニでも食べようかと。

 

で、どこで食べようかとネットで調べてたら、

ふるさと割のサイトで福井県越前町ふるさと割ってのを見つけてね。

 

越前・・・越前ガニ!!

 

てことで、このふるさと割10000円分を使って越前ガニが食べれる宿とプランを調べてみる。

すると、非常に興味深い宿を発見しました。

 

 

宿の紹介にこんな事がかかれています。 

「我宿は高級思考やこまかい方、評論家気取りの方には合わないやどです。すべてのお客様のニーズには対応できません。」

「宿主がおおざっぱのため神経質のかたのご利用はすすめません。万人受けする宿ではないので理解のあるかただけ予約してください。」

 

うーん、客商売の割には高飛車やなあ。

でも、極めつけは客の口コミに対するけんか腰の返信!

思わず爆笑してしまいました。

(詳しくはここを参照)

 

客に上から目線の応対をする宿。

逆に考えたら、それくらい自分の宿に自信があるのでしょう。

思わずこの宿に決めてしまいました。

 

 

 

f:id:gchanchan:20170205103719j:plain

16時過ぎ、民宿品野に到着。

宿の前に6,7台車を止めれるスペースがあって、

残り1つのスペースに車を止めました。

(写真は翌日の朝)

 

宿に入ると仲居さんたちが出迎えてくれます。

最初は思いの外の好印象。

 

 

f:id:gchanchan:20170205103728j:plain

部屋は港や海が見える8畳和室。

トイレも最新式のウォシュレットで、

部屋はもちろん、廊下も階段もきれいで民宿って感じではなかったなあ。

 

 

f:id:gchanchan:20170205103736j:plain

早速風呂へ。

家族風呂が使われてたので、オレは男風呂へ。

ほとんど一人でのんびり温まれました。

温泉らしいですが、どういった温泉なのかはよく分かりません。

 

 

f:id:gchanchan:20170205103743j:plain

マンガがたくさんあったので、晩ご飯までの時間つぶしに。

 

18時過ぎに晩ご飯開始。

今日はお客さんが多かったせいか、

我々は部屋食になりました。

 

 

f:id:gchanchan:20170205103750j:plain

越前ガニフルコースのはじまりはじまり~♪

 

 

f:id:gchanchan:20170205103756j:plain

最初に小皿料理にゆで2杯と・・・

 

f:id:gchanchan:20170205103806j:plain

鍋と・・・

 

f:id:gchanchan:20170205103813j:plain

特大舟盛りがきました。

(カレイ、ブリ、イカ、甘エビ・・・とても2人前とは思えないほどの量!)

で、仲居さんがとりあえずの去り際にポロリ。

「2時間くらいで頑張って食べてくださいね~。」

 

そーらきたきた!これが口コミにも書かれてた噂の夕食2時間縛り攻撃!

ま、オレは知ってたから頑張って食べるぞ~と思えましたが、

知らない人は「へ?」って感じでしょうね。

 

さあ、戦闘開始!

まずはゆでガニから攻める。

しかし、不器用でカニを食べ慣れないオレは悪戦苦闘。

時間がどんどん過ぎるうちに・・・

 

f:id:gchanchan:20170205103825j:plain

刺しがきて・・・

(刺しが一番美味しかったかな。ちょっとダシでしゃぶしゃぶしても美味)

 

f:id:gchanchan:20170205103832j:plain

焼きがきて・・・。

 

f:id:gchanchan:20170205103839j:plain

サービスのカニグラタン。

これが一番ビールに合ったな。

 

ちなみお酒は持ち込みました。

ただ、冷蔵庫はないので、

窓際に並べて窓の端をちょっとだけ開け、手前の障子だけ閉めて冷やしてました。

 

で、ゆで1杯と鍋、舟盛り、小皿には全く手が着かないまま、

気づけば1時間経過。

仲居さんが「どうですか~?」と様子を見に来ます。

そして、鍋の火すらつけてない我々に火をつけろと急かしてきました。

すぐつけますよ~と、そこは軽くいなしてさあ後半戦。

 

カニの食べ方の要領がだいぶ分かってきたオレは、

10分足らずでゆで1杯をやっつけると、

返す刀で鍋のうどんを平らげます。

(鍋のカニはごめんなさい)

 

f:id:gchanchan:20170205103846j:plain

ラスト30分。

舟盛りと小皿をアテに、道中の酒屋で買ってきた福井の地酒で2回戦スタート!

もう時間がないので、ガツガツ食べてバリバリ日本酒を飲んでやりました。

甘エビがほんと甘くてうまかったなあ。

 

シメはカニ鍋に白ご飯を入れて雑炊に。

今回の晩ご飯で一番印象に残ったのが、

カニでもなく舟盛りでもなく、白ご飯の美味しさでした。

ただ、お腹いっぱいで全然食べれませんでしたが・・・。

 

雑炊を食べてる途中に仲居さん登場。

「そろそろですか~?」

雑炊をかきこんで、残ったコップ1杯の日本酒を一気飲み。

これにて試合終了。なんとか完食できました。

 

 

急いで食べたからでもないのでしょうけど・・・。

これだけ食べといてなんですけど、オレにはカニの美味さがイマイチよく分かりません。

嫁は美味しい美味しいと食べてたので、ほんとに美味しいカニだったんでしょう。

でも、これだけの金額を払うなら、オレ的には肉や魚の方がよっぽど美味しい。

そう思うんですけどねえ。

味覚音痴なのでしょうか?

 

 

てなわけで、日本酒を急いで飲んだせいか酔いが回って、

この晩は知らないうちに寝てました。

 

 

 

 

f:id:gchanchan:20170205103914j:plain

翌朝は6時前に起床。

朝風呂に行きました。

さすがに家族風呂が空いてました。

 

f:id:gchanchan:20170205103922j:plain

風呂にはこんな但し書きが。

この宿らしい文句です。

 

 

f:id:gchanchan:20170205103929j:plain

8時前に部屋で朝ご飯。

朝から刺身とは贅沢!

品数も多く、お腹いっぱい。

そして念願の白ご飯をたくさんいただきました。

 

あとから仲居さんにご飯の美味しさの理由を尋ねると、

必要なときに必要な分だけ冷蔵保存した玄米を精米してもらって

持ってきてもらう契約をしているのだとか。

なるほどね~。

 

ちなみに朝ご飯も仲居さんにちょっと急かされます(苦笑)

 

 

f:id:gchanchan:20170205103935j:plain

昨日の雨も上がって、今日は良い天気になりそう。

漁に出て行く漁船を何艘か見かけました。

 

9時半頃にチェックアウト。

会計はこの宿の女主人らしき人と。

たぶんこの人が口コミの返信をしてるのでしょう。

 

 

f:id:gchanchan:20170205120102j:plain

この時期の越前海岸と言えば、水仙の群生が有名らしい。

行ってみましたが、仲居さんの言うとおり先日の大雪でかなり花が落ちてました。

残念・・・。